大阪オートメッセ2024の日産ブースでは、「キューブ・レトロリノベーション」が出品された。
前身となるモデルは、東京オートサロン2023で出品された「キューブ・リフレッシュ&レトロコンセプト」で、日産の「中古車魅力向上プロジェクト」の一つが市販化された。
新型車が並ぶ日産ブースのなかで、「キューブ・レトロリノベーション」の外観は、懐かしさを感じさせるものでもあった。ただし、ボディはピカピカに輝き、新車同様の美しさを放っている。この輝きは再塗装ではなく、基本的には磨き上げによるものだという。
また、ボディの上半身を飾る艶消しシルバーはラッピングで表現され、デカールによるイエローラインが加えられている。一方、グリル部分やホイールなど、高温や傷つきやすい箇所は塗装で仕上げられており、耐久性も考慮されていそうだ。
インテリアに目を向けると、レザー調のシートカバーがレトロな雰囲気を醸し出している。インパネの樹脂パーツには、中古車らしい傷が残る箇所も見受けられる。
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キューブ・レトロリノベーションは、奈良日産が全国に向けて、限定20台で発売
「キューブ・レトロリノベーション」は、認定中古車で販売実績のある、奈良日産が窓口となり、限定20台で全国販売する。大阪オートメッセ2024の開催初日の段階で、全国から既に5件のオーダーを獲得しているという。
展示車両のベースとなっているのは、平成28年式 走行距離6万キロの中古車で、用意されたカスタマイズを全部載せたモデルに仕上げられている。車両価格は2,158,000円となり、これには見た目のカスタマイズだけでなく、新品の純正部品への交換によるリフレッシュも含まれている。交換された部品は、ヘッドライトユニット、カウルトップ、リアフィニッシャー、サッシュテープ、ガラスランラバー、ワイパーアーム、フロアマットとなる。
カスタマイズは、通常の中古車購入に対するオプションとして用意される。また、カスタマイズのメニューは全てを施す必要はなく、気に入ったものだけを取り入れ、最終的な車両価格を安くすることも可能だ。
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新型「キューブ・レトロリノベーション」まとめ
まとめ更新日: 2024/02/13
- キューブ・レトロリノベーションが発売
- 販売は奈良日産で限定20台で全国販売
- 東京オートサロン2023「キューブ・リフレッシュ&レトロコンセプト」の市販型
- 日産の「中古車魅力向上プロジェクト」の一つ
- ボディは磨き上げにより新車に近い状態
- ボディの上半身は艶消しシルバーのラッピング、イエローラインはデカール
- グリル部分やホイールは塗装で仕上げ
- インテリアにレザー調のレトロな雰囲気のシートカバー装着
- ヘッドライトユニット、カウルトップ等は新品の純正部品交換