BMW X1がフルモデルチェンジ、FF化で室内が広くなった
フランクフルトモーターショー2015で出展された新型BMW・X1を紹介する。
二代目となるBMW X1は、2015年6月に公式発表されていた。今回がモーターショーデビューということで多くのファンが実車に触れることになった。
従来型X1はエンジンが縦置きされたFRベースであったのに対し、新型X1はエンジンが横置きされたFFベースが採用される。既に2シリーズとしてBMWブランドモデルでのFF車がラインアップされるなか、コンパクトクロスオーバーSUVであるX1が、FRであり続けるよりもパッケージング優先でFF化されるのも自然な流れか。
新型X1は直3 1.5Lモデルもラインアップ、4WDだけでなく2WD(FF)モデルも用意
新型X1のボディサイズは全長4439mm×全幅1821mm×全高1621mm。ホイールベースは2670mmとなった。やはりFF化されたことが寸法にも表れており、先代モデル比でホイールベースはマイナス90mm、全長はマイナス15mmとコンパクト化しているが室内は広くなっている。
一方で全幅は23mm、全高は76mmの拡大となった。昨今の新型クロスオーバーSUVモデルの多くは、全高が低くスポーティーになる傾向にあるが、新型X1に関しては居住性重視で背が高くなった。いわゆる普通のCセグメントSUVのサイズ感である。
駆動方式は4WDのxDrive、2WD(FF)のsDriveが設定され、パワートレイン別に8タイプが用意される。
(写真はBMW X1 xDrive25i)
直4 2.0Lガソリンターボエンジン搭載モデルは、
xDrive25iが最高出力231ps/最大トルク35.7kgm、
xDrive20iが192ps/28.6kgm、
sDrive20iが192ps/28.6kgm。
直3 1.5Lガソリンターボエンジン搭載モデルは、
sDrive18iが138ps/22.0kgm。
直4 2.0Lディーゼルターボエンジン搭載モデルは、
xDrive25dが231ps/45.9kgm、
xDrive20dが190ps/40.8kgm、
sDrive18dが150ps/33.7kgm。
直3 1.5Lディーゼルターボエンジン搭載モデルは、
sDrive16dが118ps/27.0kgmとなる。