BMW7シリーズがフルモデルチェンジ、Sクラス、A8、LSに対抗
BMW 7シリーズのフルモデルチェンジ発表が2015年6月に行われていたが、先月9月に開催されたフランクフルトモーターショーでの画像が上がってきたので紹介したい。
7シリーズはBMWのフラグシップセダンとしてポジショニングされるモデルで今回の新型で6世代目となる。
新型BMW7シリーズのボディサイズは全長5098mm×全幅1902mm×全高1478mmとなる。さらに全長が5238mmに延長されたロングホイールベース版も用意される。
BMW 7シリーズと比較対象となりやすいモデルはメルセデス・Sクラスやアウディ・A8、国内ブランドではレクサス・LSなど。プレミアムブランド各社がライバルモデルをラインアップする競争の激しいセグメントに置かれる。
搭載されるエンジンはBMW740iとして最高出力326psの直6 3.0Lターボ、BMW750iとして最高出力450psのV8 4.4Lターボが採用される。さらにプラグインハイブリッドモデルとしてBMW740e、BMW740Leも用意される。
新型7シリーズはBMWが得意とするカーボンファイバーボディで軽量化
ボディ骨格にはカーボンファイバー強化樹脂のCFRPを多用したカーボンコアを採用。BMWは量産車のカーボンボディにおいてi3シリーズおよびi8シリーズで実績があり、今回の新型7シリーズにも導入された。先代モデル比で最大130kgの軽量化を実現しており、BMW740iの車体重量は1725kgとなる。
やはりフラグシップモデルだけあって、最新装備にも注目がいく。まず目新しいのがリモート・コントロール・パーキングで、ドライバーが降車後に自動で駐車スペースにパーキングしてくれるというもの。車体が大きい7シリーズということもありこの機能はありがたい。自動パーキングシステムの装備は量産車では世界初となる。
また、オーディオ&ナビゲーションシステムのiDriveは、ジェスチャー・コントロールをBMWブランドで初採用した。