BMWが2021年発売想定の4ドアグランクーペのコンセプトモデルを出品
BMWは今月開催されたフランクフルトモーターショー2017で、BMW i Vision Dynamicsを発表した。
今回のフランクフルトモーターショーは欧州のEV化のトレンドを大きく受けた内容となった。特にBMWは、2025年までに25モデルの電動パワートレイン搭載モデルを導入する計画で、そのうち12モデルについては純粋なEVになることを宣言している。BMW i Vision Dynamicsはそのうちの一つにカウントされるモデルで2021年の発売が想定される。
BMW i Vision Dynamicsは縦型キドニーグリルを採用、サイドウィンドウもキドニー化
BMW i Vision Dynamicsのボディサイズは全長4804mm×全幅1933mm×全高1387mm、ホイールベースは2993mmとなる。
4ドアグランクーペのボディスタイルに仕上げられていることから将来の4シリーズEVに相当するモデルか、あるいは現状i3とi8が市販されるEVラインアップの中で新たにi5シリーズとして販売される可能性が考えられる。
搭載されるEVパワートレインの詳細は未発表であるが、その加速性能は0-100km/hで4秒以内、航続距離は600kmを予告。最高速度は200km/hを超えるとする。
フロントには縦型キドニーグリルが置かれる。2018年の市販化が想定されるConcept X7 iPerformanceにおいても同様の縦型キドニーグリルが採用されており、BMWを象徴するキドニーグリルは近い将来大きく変化することになる。
サイドエクステリアではキドニーウィンドウとも呼ぶべきか新たなデザインも発見できる。サイドウィンドウのBピラー部が面取りされ、ガラス面によってキドニーグリル同様のシルエットが大きく作り出されている。