ランエボは本モデルを以って終了、一部改良を受けてグレード整理へ
三菱のスポーツセダン、ランサーエボリューションXは、直接的な後継モデルが開発されておらず近い将来にカタログ落ちとなることが決定しているが、今回2014年7月10日付けで一部改良が発表された。
改良点はドアミラーウインカーの装備、フロントドアトリムに装飾パーツの追加となり、ボディカラーのコズミックブルーマイカがライトニングブルーマイカへと変更される。
デュアルクラッチトランスミッションの6速TC-SST搭載車については、今回の改良モデルが2014年8月1日から販売される。その後、トランスミッション供給元との契約上の理由から、2015年3月で生産停止となる見込みだ。今回の改良型がファイナルモデルということで、「Twin Cluch SST FINAL」と記されたスカッフプレートとシリアルナンバー入りシフトパネルが装備される。
GSRの5MT搭載車については、改良モデルが2014年7月10日から販売される。生産停止時期は未定ということで、しばらく販売が継続されるようだ。
ランエボX 5MTモデルは来年度以降も販売継続、RSは今秋に生産終了
絶版前ということでエンジンチューンによる出力アップなどパワートレインの改良も期待したいところであるが、エクステリアおよびインテリアの小変更のみで、特にファイナルモデルとなるTC-SST車は少々物足りない印象である。販売が継続されるGSR 5MTモデルに真のファイナルモデルがあるのではと期待を持ちたい。
なお競技ベース車のRSは改良を受けず2014年9月で生産終了となる見込みだ。