より装備の充実したGolf TSI Comfortline
Golf TSI Trendlineに対して19万円高のGolf TSI Comfortlineは車体価格2,780,000円。
その違いはどんなところにあるのだろうか。
価格と装備面の違いから見てみると、自称、質実剛健派の私でもコンフォートラインを選択してしまうほど装備類が充実している。
19万円でこれだけの装備の充実があれば、ユーザーからの評価も高くなるだろう。
ライト、ランプ類
ゴルフTSIコンフォートラインにはスタティックコーナリングライトが装備される。
これは、左右の方向指示器と連動して、コーナーを照らすライトが点灯するようになっている。
夜間街灯の無い交差点でも、左右進行方向の歩行者や自転車の確認がしやすく、事故の低減に繋がる。
歩行者側からは、ライトに直接照らされるため、危険を察知しやすくなり、クルマとの接触を避けることができる。
また、フロントのフォグランプもコンフォートラインには装備される。
オートエアコン
オートエアコンについてもGolf TSI Comfortlineからの装備となる。
300万円近いクルマだけに日本車の感覚ではオートエアコンは当然の装備に思える。
運転席側と助手席側は別々の調節が可能になっている。
ラゲッジルームにも12V電源
ラゲッジルームに備え付けれらる12V電源もGolf TSI Comfortlineからの装備となる。
こういった低コストで装備できる便利機能は、日本車ならベースグレードから装備していることが多いのだが、ゴルフはコンフォートラインからの装備となる。
エクステリアの高級感、スポーティー感をアップさせた
TSIコンフォートラインは16インチアルミホイールタイヤを装備している。
実質的には、このアルミホイールがコンフォートラインのメイン装備とも言えるだろう。
この他にも、デュアルエキゾーストパイプを装備している。
インテリアの質感を向上させた
ゴルフTSIコンフォートラインはインテリア装備もコストのかかったものが採用されている。
フロントの運転席助手席はコンフォートシートが採用される。
その後ろにはシートバックポケットが追加され、収納性が向上した。
他には、ステアリングやサイドブレーキの握り部分にレザーが施され、高級感や使用感がアップしている。
安全装備類はトレンドラインと変わらず
日本車のグレード構成にありがちなのが、最も安いグレードにはカーテンエアバッグやサイドエアバッグが省略されることだ。
他にも、横滑り防止装置が省略されることもある。
しかし、フォルクスワーゲン車ではグレード違いで安全装備に差を付ける事はない。
安全意識の違いもあるかもしれないが、VWは少なくとも日本市場ではプレミアム路線で販売をしようとしている。
安全装備が省略されたグレードを売ることはブランドイメージ的にも許されない行為。
ゴルフシリーズなら最も安いトレンドラインでもエアバッグ類、ESP、ABSなどの安全装備が省略されることはない。
ゴルフTSIコンフォートラインは、パッシブセーフティ(受動的安全性)としてフロントエアバッグ、サイドエアバッグ、カーテンエアバッグ、ニーエアバッグを装備している。
さらにアクティブセーフティ(能動的安全性)としてESP、ABS-EBD、ブレーキアシスト、エマージェンシーストップシグナルが装備されている。