日産がラニア コンセプトを北京モーターショー2014で発表
日産は4月に開催された北京モーターショー2014でラニア コンセプトをワールドプレミアした。昨年の上海モーターショー2013で発表されたコンセプトカー、フレンドミーが市販化に向けて一歩前進したモデルとなる。
(写真は新型ラニア コンセプト、北京モーターショー2014)
発表されたラニア コンセプトは、一見するとハッチバックとセダンの中間的なエクステリアデザインを持つが、リアはトランクルームを持つれっきとした4ドアセダンとなる。米国と並ぶセダン大国となった中国から、新たに提案されたセダンスタイルと考える。
また、車名のラニアとは中国語で青い鳥を意味し、これがブルーバードシリーズの後継モデルであることも意図される。
ラニアの市販モデルは中国だけでなくグローバル販売も計画されている
ラニア コンセプトのフロントデザインは、逆台形グリルの中央に日産エンブレムが配置された、典型的な日産フェイスとなった。
ヘッドライトはグリルラインとリニアな横長シェイプとなった。後方が二方向に別れたブーメラン型となっているのは近年の日産デザインのトレンドでもある。
リアコンビネーションランプもやはりブーメラン型の影響を受けつつも横長のシンプルなデザインとなった。
ラニア コンセプトをベースとする市販モデルは、中国人によって構成される開発チームによって行われる。中国人による中国人のための車種である一方で、グローバル販売される計画も日産自動車副社長のアンディパーマ氏によって明言されている。アジア新興国での販売が予想され、日本発売の可能性も秘めたモデルとなる。