次世代デミオを想定したコンセプトカー、HAZUMIが発表、発売は9月が有力か
現行デミオは、今年2014年で販売7年が経過するモデル末期車種である。グレード13-SKYAVTIVとして1.3Lのスカイアクティブガソリンエンジンを搭載するモデルがラインアップしており、ハイブリッドカーに迫る燃費性能がアドバンテージとなっている。しかしマツダのスカイアクティブテクノロジーはエンジンだけではない。トランスミッション、プラットフォームを含めたクルマ全体としてのスカイアクティブ化が次期デミオでは求められることになる。
そんな中、今月開催されたジュネーブモーターショー2014で公開されたのが、デミオのフルモデルチェンジが間近に迫っていることを予告するコンセプトカー、跳(HAZUMI)である。そのエクステリアデザインはコンパクトな車体ながらも、これまでに市販化されてきたCX-5、アテンザ、アクセラと共通するデザインルールに則ったものである。
HAZUMIのボディサイズは全長4070mm×全幅1730mm×全高1450mm。ただしこれはコンセプトカーということで若干大きめに作られたと考える。市販モデルとしての次期デミオでは全長4m未満、全幅1.7m未満となり、現行モデル同様のコンパクトボディが維持されるだろう。
次期デミオの市販時期としては2014年9月というスケジュールが現在のところ有力となっている。
次期デミオ日本仕様にも1.5Lディーゼルエンジンの搭載を期待したい
また、ジュネーブモーターショー2014のマツダブースで同時発表となったのが、新開発の1.5Lディーゼルエンジンのスカイアクティブ-D 1.5である。
スカイアクティブ以降のマツダでは特にディーゼルエンジン搭載モデルが人気となっているが、これは排気量2.2Lの中型車向けのものであった。今回発表されたのは1.5Lということであるから、次期デミオ欧州仕様(MAZDA 2)にこのスカイアクティブ-D 1.5が搭載されることが確定的となった。ディーゼルエンジンは高コストであるため日本では小型車への搭載が敬遠されがちだが、日本仕様での採用も望まれるところだ。