プジョー新型2008が発売、車体価格246万円からのコンパクトクロスオーバーSUV
新型2008がプジョーから2014年2月15日に発売される。
プジョー2008は、欧州主力のBセグメントハッチバックの一つであるプジョー208をベースにしたコンパクトクロスオーバーSUVである。ボディサイズは全長4160mm×全幅1740mm×全高1550mmということで、このクラスのSUVとして販売が成功している日産・ジュークの対抗となる。
2008のボディサイズを208と比較すれば全長で+200mm、全高で+80mmの拡大を果たしている。プジョーは決してプレミアムブランドではないのだが、大きく立派になったボディと洗練されたエクステリアデザインはこれを高級車と感じさせるほどである。
また2008はSUVスタイルの車でありながらも、実は全高が低く抑えられているのも特徴の一つである。スタイリングの都合でこうなったと考えるが、日本の都市部では多くのタワーパーキングへの入庫が可能になるというメリットも生じた。
プジョー2008は直3 1.2Lエンジン+5速ETGとアイドリングストップの採用でJC08モード燃費は18.5km/L
2008に搭載されるパワーユニットは最高出力82ps、最大トルク118Nmを発生する直3 1.2Lガソリンエンジン。これと組み合わさるトランスミッションとして5速ETGが採用される。
2012年のパリサロンで公開された2008コンセプトが最高出力110psであったことを思い出せば、これは大幅なスペックダウンと感じた。またトランスミッションもデュアルクラッチが主流となっている同クラス車に対して、2008はシングルクラッチのETGであり、仕様上の見劣りを感じる部分ではある。
新型2008価格はPremiumが246万円、電動サンシェード付きのCieloが270万円となっており、このサイズとしてはやや上級のクロスオーバーSUVということになる。
JC08モード燃費は18.5km/Lと、エンジンサイズが小さくアイドリングストップを採用しているだけあって、輸入車でありながらも非常に優れている。
同じ2月に発売のルノー・キャプチャーも輸入コンパクトSUVとして直接のライバルになる。