インフィニティQ30の市販化に向けて、日産がサンダーランド工場に396億円の投資

日産

インフィニティQ30、プレミアムハッチバックとしてのラインアップが待望される

次期スカイラインがインフィニティのブランドで2013年内に販売される。これはインフィニティ専用の販売チャネルは持たずに従来の日産系ディーラーによって販売されるということだが、いよいよ日産のプレミアムブランド、インフィニティが日本に導入されることになる。

(写真はインフィニティQ30コンセプト、フランクフルトモーターショー2013)
infiniti q30

そして期待されるのがQ50(スカイライン)に続く他のインフィニティ車種の導入である。プレミアムブランドといえど日本市場ではセダン離れが進みつつある。そこでのセールスを成功させるには、セダンだけでなくハッチバックカーやクロスオーバーSUVをラインアップさせるのは当然の流れと考える。そんななか注目したいのがインフィニティQ30である。

インフィニティQ30

インフィニティ Q30 フランクフルトモーターショー

インフィニティQ30欧州仕様はサンダーランド工場で生産、日産が大型投資

インフィニティQ30コンセプトは先月フランクフルトモーターショー2013でワールドプレミアを迎えた同ブランド初のプレミアムCセグメントハッチバックカーである。競合車種はレクサス CT200h、メルセデス・ベンツ AクラスおよびBクラス、BMW 1シリーズ、アウディ A3と、いずれも日本でもよく目にすることができるプレミアムカーがあげられる。これらの販売が好調であることからも、日産がインフィニティQ30を市販車として日本に導入したいのは想像に難くない。

(写真はINFINITIブランドとして日本発売されるQ50、次期スカイライン)
V37スカイライン インフィニティQ50 NY2013

そんななか今月、日産はイギリス サンダーランド工場への2億5000万ポンド(約396億円)の投資を発表した。これはQ30を含めたインフィニティ車種の生産に向けたものであり、さらにQ30の欧州発売が2015年なることも明言された。日本市場向けの製品は日本生産であることが望ましいが、まだコンセプト段階であるQ30は市販化に向けて着実に進捗している。

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