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86オープンカーの発売は中止になった可能性が高い、フランクフルトの出展無し
昨年2012年に発売されたトヨタのFRスポーツカーの86には2つの派生車種プロジェクトがある。一つは今年3月のジュネーブモーターショー2013で初公開された86オープンコンセプト。そして、もう一つは86の4ドア版にあたる86セダンである。このうち前者の86ベースのオープンカーについては、赤字になるという判断で発売中止という噂があった。
そして、9月のフランクフルトモーターショーに86オープンコンセプトが出展されるかどうかというのが、この噂が真実であるかどうかの判断基準と考えていた。残念ながらその結果は出展は無しということで、86オープンカーの市販化はやはり難しいと考えられる。
写真はフランクフルトモーターショーに出展されたGT-86。この他にグランツーリスモ ドライビングシミュレーター FEEL REALを含めた2台の86が出展された。
(86オープンコンセプト ジュネーブモーターショー2013)
86セダン(4ドア)もう一つの派生車種に期待、次世代ハイブリッド搭載
一方、86セダンについてはどうであろうか。まだ86オープンカーのようなコンセプトモデルも出されていない段階であるが、オーストラリアの情報サイトmotoring.com.auによれば、現行86からホイールベースを10cm延長させて4ドアを装備したモデルが開発中とのこと。
この86セダンには次世代ハイブリッドシステムが搭載される可能性があり、これはフランクフルトモーターショー2013で初公開されたヤリス ハイブリッド-Rコンセプトのパワートレインの流用が考えられる。
1.6L+リアモーター60ps×2基によるシステム。ニッケル水素やリチウムイオンといった駆動用バッテリーは無く、キャパシターが装備される。モーターアシストの連続作動時間は最大10秒間程度に限られるが、瞬間的に大きな出力を得ることができる。
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