コンセプトクーペはボルボが提案する次世代デザインコンセプトカー
ボルボは、先月開催のフランクフルトモーターショー2013で、『コンセプトクーペ』を初公開した。
このボルボ コンセプトクーペはこれまでのボルボからガラリと印象の異なるデザインが採用されたということで注目を集めた。コンセプトクーペをモチーフとした市販モデルとしては、2014年発売予定の次期XC90と具体的な車名があげられているが、XC90はスタイルの異なるSUV車種である。ゆえに、このコンセプトクーペは次世代のボルボブランド全体を象徴するモデルと考えている。
ボルボ コンセプトクーペの斬新なデザインは、エクステリアだけでなくインテリアの細部にまで拘りを見せた。レザーとメタルを中心に、シフトレバーにはクリスタルがほどこされるなど、ラグジュアリーな装いである。また、ドライバーに必要なあらゆる情報を効率よく伝えるためタッチパネルモニターが採用され、その操作性についても追求された。
ボルボ コンセプトクーペには2.0L 4WD プラグインハイブリッドを搭載
ボルボ コンセプトクーペのパワートレインは、新開発の2.0L 直4エンジン「Drive-E」で、これにモーターを組み合わせたプラグインハイブリッドシステムとなる。北欧メーカーと言えど次世代モデルにハイブリッドを提案することは今や常識となった。ガソリンエンジンは、スーパーチャージャーとターボの2重過給体制となっておりフロント駆動を担当。リアがモーター駆動になる4WDハイブリッドで、想定されるシステム全体の最大出力は400hp前後、最大トルクが61.2kgmというV型8気筒エンジン並みのパフォーマンスが期待される。