V40クロスカントリーを早くも追加投入
ボルボは、V40クロスカントリーを2012年9月27日より開催中のパリモーターショー12にて新たに世に打ち出すことになった。
V40と言えば、S40やV50の後継モデルとしてつい最近、日本にも登場した新モデルである。ボルボ自らが、V40のライバルはメルセデスベンツのAクラス、BMWの1シリーズ、アウディのA3という、言わずもがなの顔ぶれを指名したことからもその本気度が伝わってくるモデルであった。発表時にはハッチバックのみで登場ということでかなり注目を集め、当分はそれ一本でいくかと見られていたが、早くもクロスオーバー車として、V40クロスカントリーというラインナップを加えることになった。
V40クロスカントリーのベースは、あくまでコンパクト5ドアハッチバックである新型のV40。変更を受けた点と言えば、車高をアップし、ホイールにV70と同じ19インチサイズを採用したことがまず挙げられる。これに対応して専用バンパーやアンダーガードを一新し、クロスオーバー車としてSUVの性格を分かりやすく打ち出している。
また、ブラックが基調の内装を採用し、さらにドアミラーが高級感を演出したデザインとなっている。
V40クロスカントリーに搭載されるガソリンターボのT5エンジン
V40クロスカントリーには複数のエンジンオプションがあるが、中でも最高の性能を誇るのはガソリンターボのT5エンジンである。これは2.5L直列5気筒で、最大出力は254ps、最大トルクは40.8kgmと、日本で展開されている新型V40のT4エンジン(1.6L、180ps、24.5kgm)と比較すれば、その差は一目瞭然だ。
フルタイム4WDの駆動方式も選択でき、クロスオーバー車として遜色のないスペックとなっている。
V40クロスカントリーはパリモーターショー12でも注目に値する一台と言えるだろう。