インフィニティがQ30コンセプト、2015年市販前提モデルをフランクフルトで発表
フランクフルトモーターショー2013では新たなコンセプトカー、Q30がインフィニティブランドによって提案された。これはインフィニティがプレミアムCセグメント市場への参入を予告するモデルである。
公開されたインフィニティQ30は高級ブランドカーらしく技工を凝らしたエクステリアデザインが特徴的。特にヘッドライト上部からリアへと続くキャラクターラインは強く印象に残るものである。
さらに否定的な部分も書けば、全体的なフォルムやヘッドライト形状が同ショーでワールドプレミアを迎えたCセグメントハッチバックカーの新型マツダ3（日本名アクセラ）を彷彿とさせてしまう。このあたりがオリジナリティに欠けるとネガティブに評価されがちな部分にもなっている。
（写真は新型アクセラ）
インフィニティQ30のベースはメルセデスベンツAクラス、FF、Cセグメントハッチバック
Q30のプラットフォームは提携関係にあるメルセデスベンツAクラスをベースに開発される。つまりFF車ということになる。また、搭載されるパワーユニットについてはメルセデスから供給を受けるのか、あるいは日産製となるのかは未定。ただし、直接的なライバル関係となりそうなレクサスCT200hの存在を意識すれば、日産製ハイブリッドエンジンが採用される可能性が高いのではと考える。
インフィニティQ30は市販化前提のモデルということで、イギリスにある日産の主力プラントの一つ、サンダーランド工場で、2015年からの生産が計画されている。
やはり、インフィニティブランドということなので日本発売については明らかでない部分が多いが、インフィニティブランドの日本導入、あるいはスカイラインクロスオーバー後継車としての発売を期待する声もある。
