ゴルフスポーツバンはゴルフプラスから大型化、優れたエクステリアデザイン
フォルクスワーゲンは、『ゴルフスポーツバン』を、9月10日に開幕したフランクフルトモーターショーで披露した。このゴルフスポーツバンは、7代目ゴルフに採用されたVWの新型共通プラットフォームMQBを採用し、ゴルフプラスの後継車にあたるコンセプトカーである。
ゴルフスポーツバンは、ハッチバックのゴルフをベースにキャビンとラゲッジに余裕を持たせた派生車種となるが、このような車内スペースの広さを重視して作られた車はエクステリアが野暮ったくもなりがち。ただ、このゴルフスポーツバンに限って言えば、シティクロスオーバーSUVかと思えるほどにスタイリッシュにキマっている。
ゴルフスポーツバン車体のサイズを見てみると、ホイールベースが2,685mm、全長が4,338mm。これは先代モデルに相当するゴルフプラスと比較して、107mm、134mmのサイズアップとなる。全幅が1,807mmとワイドであるのに加えて、リアオーバーハングを延長させることで、大型ラゲッジスペースが作り出された。
ゴルフスポーツバンに搭載されるエンジンはTSIが4タイプ、TDIが2タイプ
今回出展されたゴルフスポーツバンは、あくまでコンセプトモデルとされたが、搭載が予定されているエンジンバリエーションについても発表された。85ps~150psのガソリンターボエンジンのTSIモデルが4種類、そして110psと150psの直噴ディーゼルエンジンのTDIモデルが2種類の計6種類のラインナップとなる見込みである。特にブルーモーションを名乗る110psの1.6L TDIは27.0km/Lというコンパクトサイズのミニバンでは世界最高峰の燃費性能を誇る。
市販化時期についても言及され、ゴルフスポーツバンの発売は2014年中頃になる見込みである。