新型WRX STIはインプレッサから独立し専用ボディが与えられる
スバルはWRXコンセプトを2013年3月のニューヨーク国際オートショーで発表していた。このモデルは2013年9月10日より開催されるフランクフルトモーターショーにも出展される予定となっている。
WRXコンセプトは次期WRX STIを示唆する4ドアクーペモデルであり、2014年春の発売に向けての開発が進められている。現行WRX STIおよび先代モデルについては、インプレッサのフルモデルチェンジの後、数ヶ月以内にWRX STIグレードの発表があったが、今回に限ってはデビューが遅れている。これは次期WRX STIがインプレッサファミリーから独立し、専用ボディが与えられるためと考える。
WRXコンセプトの発表以降、ドイツのニュルブルクリンクサーキットではエクステリアを偽装した次期WRX STIテストカーの姿が確認されている。これによると少なくともフロント周りについては、インプレッサとは別デザインとなることが判明しており、このWRXコンセプトを積極的にモチーフとした専用エクステリアが採用されることは間違いないだろう。
新型WRX STIは2.0L DITが搭載される可能性が高い、燃費性能が大幅向上
さて、新型WRX STIに搭載されるエンジンは、レガシィ2.0GT DITとして市販化されている2.0Lの直噴ターボエンジンとなる公算が大きい。その最高出力は300psということであるから、EJ20搭載の現行WRX STIより8psのダウンということになる。ただし燃費性能についてはボディが重いレガシィ2.0DITでさえJC08モード燃費12.4km/Lを達成しており、現行モデル9.4km/Lから大幅に向上することになる。
今秋2013年11月の東京モーターショーでは、さらに進化した次期WRX STI、市販プロトモデルの発表が期待される。