マークXのフルモデルチェンジは2013年内に行われることが期待されている
次期マークXについてはこれまで、FF化やダウンサイジングターボエンジン搭載など様々な噂があった。その中でも発売最速プランとして注目されているのが、ハイブリッドエンジン搭載プランである。
(写真は現行マークX)
かつては1.4Lターボというトヨタとしては画期的な新開発パワートレインをマークXに搭載する計画があった。しかし、ハイブリッドエンジン技術に集中投資を行なってきたトヨタにとって、燃費と出力でバランスの取れたダウンサイジングエンジンを完成させることは、すぐにできることではない。
一方で、マークXのフルモデルチェンジのタイミングはクラウンの1年後という慣例がある。クラウンは昨年2012年12月にフルモデルチェンジを果たしており、今年2014年には是非ともマークXのフルモデルチェンジを行いたいという思いが販売サイドにはあるようだ。これは販売店の都合だけでなく、モデルチェンジ毎に乗り換えをしてきたユーザーからの期待でもあるわけで、単なる慣例として無視できないタイミングである。
発売時期についての公式な発表はまだ無いが、こういったことから一部の販売店では新型マークXが2013年末に発売される可能性があると考えているようだ。このスケジュールであれば、2013年11月開催の東京モーターショーは格好のプロモーションの場となるわけで、同ショーで新型マークX発表となるのが自然な流れだろう。
新型マークXのパワートレイン
また次期マークXはFF化されるというのも大きなトピックであった。FFハイブリッドで2013年内発売となると、カムリと共通の直4 2.5LのFFハイブリッドシステムがパワートレインの選択肢として有力になる。このハイブリッドエンジンは今夏にマイナーチェンジするSAIにも搭載される見込み。そうなると新型マークX、カムリ、SAIの3車種が共通ユニットのFFセダン車ということになり、ラインアップ的には厳しく感じる。
(写真はNS4)
これ以外にコンセプトカーのNS4が次期マークXとなる案もあり、これは2.0Lプラグインハイブリッド搭載であった。これなら新開発THSⅡ搭載モデルとしての存在価値を見いだせるかもしれない。