BMW 328dは北米向け新型ディーゼルターボ搭載
BMWは先月2013年3月から開催されているニューヨークモーターショーで『328d』を初公開した。
BMW 328dは、名前に含まれる「d」から分かるように、米国向けの新型ディーゼルエンジン車を搭載している。ヨーロッパ市場では環境対策車といえばクリーンディーゼルが主流だであるが、日本や米国ではガソリンエンジンをベースとしたハイブリッドシステムがシェアを伸ばしてきた。BMWによれば、「328dは3シリーズに期待されるパフォーマンスを維持しつつ、クリーンディーゼルならではの燃費性能が加わり、米国におけるこのクラスの新しい基準になる」ということで、大きな期待を寄せているようだ。
BMW 328dは日本市場向けの320d相当のディーゼルエンジンを搭載
BMW 328dのパワートレインは、2.0Lの直列4気筒ターボディーゼルエンジンで、最大出力180hp、最大トルクは38.7kgmということで、細かい違いを除けばほとんど日本やドイツで既に発売されている『320d ブルーパフォーマンス』と同じエンジンが搭載されると思っていいだろう。このエンジンの特徴は低回転領域での太いトルク性能で、速いというより強いエンジンと言える。それでもやはりBMW 328dは0‐96km/h加速が7.2秒と歴代の3シリーズのパフォーマンスと比較すれば劣ってはしまうもののまずまずの数字であり、かつ17km/L以上というクリーンディーゼルならではの優れた燃費性能であることから、環境性能を重視するニューヨークを中心とした米国都市部での注目を集めている。