CR-ZはIMAハイブリッドエンジン搭載
CR-Zはハイブリッドスポーツカーとしてホンダから発売されている。
CR-Zのデビュー、口コミ評価をまとめてみた。
CR-Zの長所と短所、欠点まとめリスト
長所 | 短所 |
コーナリングが気持ちいい ラゲッジルームが広い 発進時の加速が良い 燃費が良い 見切りが良く運転しやすい エクステリアがかっこいい パワーアシストの力強いトルクで登坂が楽 純正NAVIが便利 純正オーディオの音響がいい 軋み音が少ない メーターのデザインがいい |
パワーはスポーツカーの割に控えめ 運転席はスポーツカーとしてはゆったりしすぎ 収納が少ない シートの材質が硬すぎる シートの形状が不自然でホールド感が足りない 価格の割に内装の質感が低い 燃費はハイブリッドカーの割に悪い 後席は狭すぎる 足回りが硬く、同乗者的に乗り心地が悪い 後方視界が悪い バッテリー残量が少なめ |
CR-Zの実燃費
エンジンをしっかり回してスポーツ走行を楽しんでも、CR-Zの実燃費は13~17km/Lぐらいだ。
ドライブを十分に楽しんでもこの水準の燃費を維持しているのはさすがはハイブリッドだ。
ただし、通常のハイブリッド車並みの20km/Lを超えるような、燃費性能は期待してはいけない。
燃費性能を第一に求めるならインサイトを買ったほうがいい。
LEA-MF6型ハイブリッドエンジン
CR-ZのパワーソースはLEA-MF6型のSOHCエンジンを搭載してる。排気量は1.5Lで、インサイトの1.3Lよりも200ccのアップだ。
モーターアシストの介入はインサイトに近く力強い発進が可能だ。
CR-Zはインサイトと比較して200ccの排気量アップをしている。このことは、大きな加速感の差として表れる。
CVTか6MTか?
CR-ZはトランスミッションはCVTと6MTが用意されている。
スポーツ走行したときの単純な速さを比較するならCVTに比べ6MTの方が速く、6MTの設定はスポーツカーとしての商品価値を高める重要なポイントだ。
3つのモードが選べる
通常のノーマルモードに加え、低燃費な走りをするECONモード、加速重視のスポーツモードの3つのモードがCR-Zに用意され、インパネスイッチで切り替えができる。
ただし、アクセルをべた踏みした時のパワー出力はECONモードでもスポーツモードでも変わらない。エコな運転をしたいのなら、自主的にアクセルの踏み込みを控えることも重要だ。
VSAの介入も優れる
CR-ZはVSA(ヴィークルスタビリティアシスト)が装備されている。車輪のロック、空転、そして横滑りを防ぎ、ドライブをサポートしてくれるシステムだ。
同じハイブリッドカーとしては、プリウスなどにも同類のシステムが採用されているが、CR-ZはVSAの介入の仕方がより自然で運転がしやすいと評価が高い。
ウェットな路面でのコーナリングも気持ちよく曲がってくれ、安心感がある。
サスペンション
CR-Zのサスペンション形式はフロントがマクファーソンストラット、リアが車軸式だ。インサイトと比較すると硬めのセッティングだが、あくまで乗用車利用を想定した範囲での硬さだ。
助手席に乗せられた同乗者の印象としては、「乗り心地の良い車」という返事は返ってこない。
この車でサーキット走行を考えているユーザーもいるだろうが、その場合はブレーキの強化と共に、足回りを固めるチューニングも必要になってくるだろう。
ハンドリング
CR-Zはとにかく良く曲がり、ハンドリングが気持ちいいのが特徴だ。
前述の通りVSAの介入も評判がいい。
左右の見切りもよく、これなら初心者でも運転が楽しめるだろう。ただし、後方は視界が悪いので気を付けたい。
あえてCR-Zのユーティリティ性を評価してみる
リアシート
CR-Zはスポーツ車であるから、当然、居住性は優れない。しかし、それでも何とかリアシートを設定したのは、評価に値するだろう。
そのリアシートは、もちろん大人が長時間乗れるスペースは無い。小柄な女性か子供ですら窮屈だ。
荷室
CR-Zの荷室も多くの人が、最初から期待をしていない箇所の一つだ。
しかし、実際には大きなトランクスペースが大きく開くリアハッチと共に備わっている。
リアシートを倒せば、ほぼフラットになり、トランク容積を広げることも可能だ。
この点については良い意味で期待を裏切ってくれることだろう。
普段の買い物やカップルの旅行にも使え、実用車としての側面も持っている。
ただし、フロントシート周りの収納は少なめで、マイナーチェンジ等で今後改善が望まれる部分だ。