MRワゴンがマイナーモデルチェンジ、グリーンテクノロジーで燃費性能向上

スズキ

MRワゴンがグリーンテクノロジー採用で燃費向上、4月のマイナーチェンジ

MRワゴンのマイナーモデルチェンジが2013年4月に行われる見通しとなった。当初、夏ごろとされていた計画は大幅に前倒しされることになる。今回のマイチェンの目玉は燃費向上であり、新型MRワゴンにもスズキグリーンテクノロジーが採用されることになる。スズキは昨年2012年に発売した新型ワゴンRから、グリーンテクノロジーを採用することで大幅な燃費向上を実現している。

(写真は現行MRワゴン)
MRワゴン

MRワゴンOEMのモコもマイナーモデルチェンジを実施

新型MRワゴンに採用が進められるグリーンテクノロジーとは、エネチャージ、新型アイドリングストップ、エコクールの3つをメインとした燃費改善策となる。
エネチャージとは、リチウムイオン電池を使った電力周りの最適化システムであり、従来のオルタネーターと鉛蓄電池のみで構成されるシステムと比較して充放電効率が向上される。オルタネーター発電によるエンジン負荷が低減され燃費向上に結びつくというわけだ。新型アイドリングストップは13km/h以下でエンジン停止となる最新型が採用される。
そして、エコクールとはパラフィンを使った蓄熱材をエアコンエバポレーターに内蔵することで、コンプレッサー停止時の保冷能力を向上させる機能となる。アイドリングストップによるエンジン停止時でも暫くの間、冷風を送り出すことが可能になる。

現在、同クラス軽ワゴン車のJC08モード燃費トップはムーヴの29.0km/Lで、2位にワゴンRが28.8km/Lと続く。新型MRワゴンもこれらと同水準の燃費性能になると予想される。

さて、MRワゴンは日産ブランドでもモコとしてOEM販売されているが、こちらも同様に今回のマイナーチェンジを受ける見込み。日産はこれまで他社製軽自動車のOEM販売を行なってきたが、三菱自動車との共同出資によるNMKV社を設立したことで、こちらの生産車の販売に切り替えていく方針である。ただしモコに関しては、代替モデルの準備ができておらず、しばらくはスズキからのOEM供給が続くことになる。

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