SX4後継車、スズキがジュネーブモーターショー2013で発表予告

スズキ

SX4後継Sクロスコンセプトの市販モデルがジュネーブモーターショーで公開

SX4後継車にあたる新型クロスオーバー車の市販モデルが来月2013年3月にスイスで開催されるジュネーブモーターショーで公開される予定だ。スズキは昨年の2012年9月のパリモーターショーで、前身となるS-Cross(Sクロス)コンセプトを発表しておりこの新型車の発売を予告していた。早くもその量産モデルが公開されることになる。
SX4後継車

Sクロス 市販モデル

(スズキが公開したティザー動画)

SX4後継車はCセグメントに格上げ、ボディサイズが拡大

この新型クロスオーバー車は、スズキが販売する市販車としては初めてとなるCセグメントサイズのSUVである。スズキはこれに近いコンセプトのSUVとして2006年からSX4を販売しているが、これはBセグメントカーであった。新型車は、実質的にはこのSX4の後継車であるものの、スズキ初のコンセプトで開発されたことが強調されており、新たな車名が名付けられるのではと考える。

(写真はSクロスコンセプト)
Sクロスコンセプト
次期SX4

(写真は現行SX4)
SX4
SX4は走行安定性の高さやジウジアーロのイタルデザインによる造形の美しさが評論家から高く評価されていた。しかし、Bセグメントカーのスイフトをベースにした車体のため、後席やラゲッジスペースの狭さというウィークポイントも目立ち、特に日本においてはあまり売れなかった車種の一つである。このSクロスの市販モデルは、ボディサイズがワンサイズ上のCセグメントカーに格上げされており、SX4にあった弱点が解消されていることが期待できる。
このSX4後継車は、他車種で言えば欧州を中心に大ヒットした日産・キャシュカイ(日本名デュアリス)とコンセプトとボディサイズが近い。欧州を重要市場と考えるスズキにとって、モデル末期となったキャシュカイの枠を狙ってくるのは当然というわけだ。そのキャシュカイも2013年夏頃にモデルチェンジする見込みで、CセグメントクロスオーバーSUVにおける競争は激しくなるだろう。

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