ゴルフⅦベースのワゴン、ヴァリアントがジュネーブでデビュー
フォルクスワーゲンはジュネーブモーターショー2013で、『ゴルフヴァリアント』を公開した。
本国ドイツでは『ゴルフエステート』、米国では『ジェッタ スポーツワゴン』として販売されているワゴンタイプのゴルフヴァリアントは、前身のゴルフワゴンを含めると、現行モデルは2009年に発売された4代目にあたり、その運転性能の良さや快適さに加えて、JC08モード燃費で19.0km/Lという優れた環境性能が日本でも評価され人気のあったモデルであった。今回発表された新型ゴルフヴァリアントは、2012年9月に発表された新型ゴルフ7をベースにしたワゴンボディバージョンであり、これまでと同様にゴルフシリーズ派生車によるラインナップ充実が行われることになる。当然日本市場にも導入が進むと予測される。
新型ゴルフヴァリアントには気筒休止システムが導入される
新型ゴルフヴァリアントには、ゴルフⅦにも採用されているフォルクスワーゲン新開発のMQBプラットフォームが採用されている。MQBとはドイツ語で「Modulen Quer Baukasten」を意味し、日本語でいえば「フロント横置き車両のためのモジュール化した基本構成規格」とでもなるだろうか。ゴルフだけでなくアウディA3でも採用されており、室内空間が広くなる、軽量化により環境性能の向上につながる、などの利点があるとされている。さらにエンジンにも最近になってフォルクスワーゲンでよく用いられるようになった気筒休止システムが導入されており環境性能にも配慮している。