カローラ ハイブリッド2013年秋に発売予定、JC08モード燃費35km/L超

トヨタ

カローラハイブリッドの発売の目処は1年後、さらなる燃費性能向上に期待

新型カローラは、2012年5月にフルモデルチェンジしたばかり。来年2013年の秋頃にはハイブリッドモデルが追加されることになりそうだ。
カローラのハイブリッド版については、フルモデルチェンジ前から、その存在が噂となっていたのだが、駆動用二次電池のニッケル水素バッテリーの生産が間に合わないという理由で発売が延期となっていた。ニッケル水素バッテリーは、先に販売されていたアクアへの装備が優先され、新型カローラは非ハイブリッドエンジンのみのラインアップで販売が行われている。

ニッケル水素バッテリーの供給力不足の問題は、まだ暫く続きそうである。2012年10月の普通車販売台数によると、アクアは24192台の1位となっており、国内で最も売れた車種となっている。納期も4ヶ月程度の待ちが出ている状況だ。カローラのような販売台数の出る車種へのハイブリッド化が思うように進まないのも致し方ないだろう。
トヨタでは、この状況が改善しカローラハイブリッドの発売が実現するには、あと1年の時間が必要と読んでいる。
カローラフィールダー
写真はカローラフィールダー。発売から半年も経過していない新モデルにもかかわらず、2012年10月のアクシオとフィールダーの販売台数計は5973台と低迷。ハイブリッド化による販売促進が期待されている。

カローラハイブリッドにより、更に進化するTHSⅡ

新型登場から約1年半遅れで登場するカローラハイブリッドであるが、この期間に開発された新たな燃費改善策が盛り込まれることになる。カローラシリーズはアクアよりもボディサイズが大きく重量増を伴うが、それでもJC08モード燃費は、アクアの35.4km/Lとほぼ同等の水準を達成する見込み。カローラハイブリッドの登場でTHSⅡがまた進化を遂げることになるだろう。
ニッケル水素バッテリー
写真は供給不足が続く1.5L THSⅡ用ニッケル水素バッテリー。

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