208が日本でも発売、輸入コンパクトカーにプジョーという選択
プジョー・シトロエン・ジャポンは、欧州Bセグメントにあたる『新型208』をこの2012年11月1日から発売を開始する。
この新型208は、207の後継車種であるが、207がそうであったようにそれまで大型化の傾向にあったコンパクトカーを見つめ直し、「RE-GENERATION」をテーマに、車体を小さくかつ中は広く感じさせるような作りを目指した車である。
207と比較すると、ボディサイズは前側が75mm、後ろ側が10mm短縮しているにもかかわらず、後部座席の足場は50mmも余分に確保され、トランク容量も15L増えていて、デザインの工夫を窺い知ることができる。
また新型208は、コンパクト化に伴い207と比較して約100kgの軽量化にも成功している。
新型208、日本仕様も3ドアと5ドアをラインアップ
エンジンはハッチバック5ドアである『シエロ』『プレミアム』に直列4気筒DOHC1.6L、3ドアモデルの『GT』に同直噴ターボ、『アリュール』に新開発の直列3気筒DOHC1.2Lが搭載される。
ミッションは5ドアは4速ATのみに対して、3ドアのGTは6速MT、アリュールは5速MTのみと、3ドアモデルは最初からクルマ好きをターゲットにしたモデルと言える。
ただしプジョーも認めるように、フォルクスワーゲンのポロのようなライバル車と比較すると、13.4km/Lという燃費は軽量化に成功した割にはいささか心もとない数字である。
新型プジョー208の魅力はあくまで近未来的でスタイリッシュな外観にあるというのが一般評だ。単純に国産車と比較すれば割高感があるのは否めないが、コンパクトカークラスに個性的な車が1つ加わった。
パリモーターショー2012で公開されたホットハッチ仕様の208GTi、1.6L直4ターボ搭載の200ps。日本発売は未定。