パンダ4×4がパリモーターショーでデビュー、フィアットの小型SUV

フィアット

新型パンダの派生SUV、パンダ4×4がワールドプレミア

イタリアのフィアット社の新型車パンダ4×4が、2012年9月27日より開幕中のパリモーターショー12にてワールドプレミアを迎えた。
パンダ4x4
パンダシリーズはフィアットの中でも人気の高い愛らしいモデルであり、1983年にエンジン横置き前輪駆動車としては世界初の4WD市販車として発表された歴史のある車種である。今回フィアットは、昨年2011年に発表された新型パンダのSUV派生車、パンダ4×4を投入することになった。

本格的4WDシステムを備えたパンダ4×4

新型パンダ4×4は、ベース車の性格を色濃く受け継ぎ、かつ超小型SUVとして仕立てた4WDモデルである。
ボディサイズは全長3680×全幅1670×全高1600mm、ホイールベース2300mmとなっており、ペース車に対し全高を50mm引き上げている。欧州でAセグメントと呼ばれている最小コンパクカークラスであるが、その中で唯一の本格的4WDということになる。
また、前後のバンパーの下にアンダーガードを配置している点は、同社がかかげる「ミニSUV」というコンセプトそのものである。
フィアット パンダ SUV
パンダ SUV
その小さなボディサイズから想像するには意外なほどに4WDシステムは本格的である。
ESC(横滑り防止装置)はもちろん装備され、路面状況に応じた制御が行われる。50km/h以下の速度域でタイヤの空転を防止するELD(電子ロッキングディファレンシャル)や、独自の電子制御カップリングにより適切なトルク配分を行うトルクオンデマンドまでもが採用されている。
FIAT PANDA 4x4 SUV
新型パンダ4×4のエンジンは2種類用意され、最大出力85psの0.9L 2気筒ツインエアガソリンターボと、最大出力75psの1.3L ディーゼルエンジンがラインアップされる。

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