フィアット500Xがデビュー、新型のコンパクトクロスオーバーSUV
フィアットは新型500Xをパリモーターショー2014でワールドプレミアした。
新型500Xはフィアット500シリーズに追加されるコンパクトクロスオーバーSUVとして位置付けられる。構造の基本部分はジープブランドで販売されるレネゲードと共用される。
フィアットはこのクラスのSUVとしてセディチをラインアップしていたが、こちらはスズキのSX4と車体が共有されたOEM車であった。今回発表の500Xではレネゲードと共通部分が多くなるが、エクステリアデザインはフィアットのオリジナルとなる。
フィアット500Xのボディサイズは全長4250mm×全幅1800mm×全高1610mmと、ジュークとほぼ同じサイズ感。このクラスでのセールスを成功させるにあたって、いまや王道とも言えるディメンションが与えられた。
ただしフィアット500シリーズのデザインとしてはやや期待を裏切られた感がある。エクステリアでの評価が高かったフィアット500シリーズの一つにラインアップされるものの、その概形はMINIクロスオーバーの亜種のように感じられた。フロントデザインはフィアット顔ではあるが、フィアット500シリーズにあったレトロなイメージからはやや逸脱した印象である。
トランク容量は350Lとなる。
フィアット500Xは多彩なエンジン、トランスミッションが設定される
フィアット500Xは100ヶ国以上に及ぶグローバル販売が予定されており、これには日本市場も含まれるはず。また、様々な市場に対応できるよう多彩なパワートレインが設定される。
特にフィアット初となるマニュアルモード付9速AT採用モデルは、エンジンとして140psの2.0LマルチジェットⅡ、170psの1.4Lターボマルチエア、184psの2.4LマルチジェットⅡのそれぞれガソリンエンジンをラインアップする計画となっており、いずれも4WD車となる。