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ロードスターがアクティブボンネットの採用で法令クリア
本日2012年7月5日、マツダのロードスターがマイナーチェンジを受けた。今回はフェイスアップが含まれており、NC型ロードスターとして最終モデルのデビューとなる。ソフトトップ車はスポーティー、パワーリトラクタブルハードトップ車はプレミアムといったインテリアデザインの差別化も行われる。
歩行者頭部保護基準により、エンジンブロックとボンネットの間のスペースを大きく取ることが、2012年9月からはロードスターにも要求されることになる。ボンネットを低くしたデザインの多いスポーツカーでは、その達成が難しい場合もあり、ダイハツのコペンは今夏で販売継続を断念することになった。しかしながら、ロードスターはアクティブボンネットを採用することで、法令基準をクリアすることになる。アクティブボンネットは、通常時は従来通りの低いボンネットだが、衝突を感知するとボンネット後端が跳ね上がる機構になっており、事故時に歩行者の頭部への衝撃を和らげる。
ただし、アクティブボンネットを搭載したことにより、若干の重量増を伴っているようだ。
次期ロードスターは2013年に発売予定、アルファロメオとの合作もあり
今回のマイナーチェンジで最終モデルとなったロードスターだが、既に次期モデルの計画も出てきている。次期ロードスターは、早ければ2013年秋頃にデビュー予定で、9月のフランクフルトモーターショーか、あるいは11月の東京モーターショーで初公開となる予測が有力だ。
また、マツダはフィアットと次世代オープンスポーツカーについての提携を発表している。次期アルファロメオ・スパイダーは、次期ロードスターのシャシーをベースに開発され、マツダの工場で組立を行うことになりそうだ。
(写真はF12ベルリネッタ)
フィアット傘下のフェラーリが、フィアット車種向けのエンジン開発に、今後、約50億円の投資を行うことが明らかになった。この中にアルファロメオスパイダーに搭載できるような小型エンジンが含まれるかどうかは定かではないが、「マツダのシャシー&生産」+「アルファロメオのボディデザイン」+「フェラーリ製エンジン」という組み合わせを期待する声が早くもあがっている。