マツダは、小型オープンスポーツカー「マツダ ロードスター(ソフトトップモデル)」、「マツダ ロードスター RF(リトラクタブルハードトップモデル)」を改良し、1月中旬に発売する。
ロードスターは、1989年に初代がデビューして以来、4代にわたって、2人乗り小型オープンスポーツカーとしては異例の110万台以上が売れた。
今回は、4代目ロードスターのコンセプトである「人生を楽しもうー“Joy of the Moment, Joy of Life”(ジョイオブザモメント、ジョイオブライフ)」をさらに深めることを目指した改良が行われた。また、2つの特別仕様車と1つの新機種が追加された。
マツダロードスターの原点に立ち返り、「軽いことによる楽しさ」を追求した最軽量グレード“S(990kg)” から、さらなるバネ下重量の低減を図った特別仕様車「990S(キュー・キュー・マル・エス)」、クールで都会的なロードスター特別仕様車「Navy Top(ネイビー・トップ)」、そして上質な「テラコッタ」の内装色を新設定したエレガントなロードスターRFの新機種「RF VS Terracotta Selection(RF VS テラコッタ セレクション)」が追加された。
また、「人馬一体」の走りの楽しさをさらに高める新技術「KINEMATIC POSTURE CONTROL (KPC)(キネマティック・ポスチャー・コントロール)」をロードスター全モデルに導入された。
「マツダ ロードスター」および「マツダ ロードスター RF」の商品改良
「人馬一体」の走りの楽しさをさらに高める「KINEMATIC POSTURE CONTROL」を採用
キネマティック・ポスチャー・コントロール(KPC)は、日常域でスムーズに動くロードスターのサスペンション構造を活かしながら、ハイスピードのコーナリングにおいてもより一体感があり、より安定した旋回姿勢を実現する。
ロードスターのリアサスペンションは、ブレーキをかけることで車体を引き下げる「アンチリフト力」が発生する構造になっている。KPCでは、このサスペンションの特性を最大限に活かし、Gが強めにかかるようなコーナリングの際にリアの内輪側をわずかに制動することで、ロールを軽減しながら車体を引き下げて旋回姿勢をより安定させる。KPCによる重量増加は1グラムもない。
KPCは、後輪の左右の速度差から旋回状態をリアルタイムに検知し、これに応じてリニアに作動を強めて、自然な姿勢安定化の効果が発揮される。つまり、日常域ではこれまでと変わらない、ロードスターらしいリラックスした軽快な挙動を保ちつつ、ハードな走行になればなるほど、KPCによって車体の浮き上がりが軽減され、クルマが地面に吸い付くように安定しやすくなる。
これによって接地感が高まり、これまでよりも幅広いドライビングシーンにおいて、ロードスター本来のポテンシャルを最大限に活かした「人馬一体」の走りが実現される。
ボディカラーに「プラチナクォーツメタリック」を追加
上質でエレガンスさを表現したプラチナクォーツメタリックをラインナップ。今までのロードスターとは一味違う、大人の雰囲気を醸し出します。
特別仕様車
マツダ ロードスター 990S
最軽量グレード”S”をベースに、さらなるバネ下重量の低減と、軽さを活かしたシャシーとエンジンの専用セッティングによって、より軽やかで気持ちの良い人馬一体感を提供する特別仕様車が追加された。
消費税込み車両本体価格 990S (6MT) ¥2,893,000
マツダ ロードスター Navy Top
品のあるダークブルー幌と黒革内装を組み合わせた、クールで都会的な特別仕様車が追加された。
消費税込み車両本体価格 Navy Top (6MT) ¥3,191,100 / (6AT) ¥3,306,600
追加車種
マツダ ロードスター RF VS Terracotta Selection
滑らかな触感で上質さが際立つナッパレザー内装のインテリアカラーに、鮮やかな新色「テラコッタ」を採用し、リラックスする大人の休日をイメージした新機種となる。
消費税込み車両本体価格 VS Terracotta Selection (6MT) ¥3,798,300 / (6AT) ¥3,825,800