フォルクスワーゲンの新型パサート オールトラックがデビュー
パサートオールトラックの販売が日本でも開始された。
パサートオールトラックは、ステーションワゴンのパサートバリアントをベースとし、走破性の向上とクロスオーバーSUVテイストのエクステリアが与えられた。パサートオールトラックとコンセプトが近いライバル車は、A4オールロードクワトロ、ボルボXC70、日本車ならレガシィアウトバックが挙げられる。
パサートオールトラックは2011年の東京モーターショーで公開されていた。2012年の秋頃に日本に導入されるのではと考えられていたが、販売開始は早められた。
(写真は東京モーターショーに出展されたパサート オールトラック)
パサートオールトラックはバリアントのSUVテイスト上位車種
パサート オールトラックは、バリアントをベースに開発されたが、この2車種の大きな違いは、最低地上高、駆動方式そしてエンジンにある。
バリアントの最低地上高は135mmであったが、オールトラックでは165mmに引き上げられ+30mm高くなった。セダンのパサートとの比較では70mm高いことになる。樹脂製のアンダーガードも装着され、外観的にもSUV的な仕上がりになった。
ボディサイズのディメンションは全長4785mm×全幅1820mm×全高1560mm。全高を除きバリアントと共通になる。
パサートシリーズの駆動方式はFFが主力であったが、このパサートオールトラックにはFFの設定は無い。フォルクスワーゲンでは、4MOTIONと呼んでいるフルタイム4WDシステムのみのラインアップなる。
オールトラックの車体重量は1670kgで、バリアントからは200kgの増加だ。これまで日本に導入されたパサートシリーズは、1.4LのTSIエンジンが搭載されていたが、このオールトラックでは2.0L TSIの採用となる。
さらに、トランスミッションも2.0L TSIエンジンに合わせて、6段式のDSGが採用されている。バリアントは7段式DSGであるから一段減ることになる。
日本に導入されるのは、Passat Alltrack 2.0TSIのワングレード。価格は494万円から。