パレットが2013年にフルモデルチェンジ、燃費は大幅に向上

スズキ

パレット&ルークスが2013年秋にフルモデルチェンジ

パレットのフルモデルチェンジが2013年の秋頃に予定されている。パレットは、ハイルーフ軽ワゴンで大ヒットしたダイハツ・タントの対抗車種として2008年にデビュー。来年2013年で5年目になり全面改良することになった。
また、2013年には、同じスズキのワゴンRもフルモデルチェンジが予定されている。MRワゴンの新型プラットフォームとアルトエコの新型エンジンが、パレットとワゴンRに採用され、それぞれ大幅に性能を向上させることになる。

これに伴いパレットの姉妹車種、日産・ルークスもフルモデルチェンジとなり、次期モデルになっても日産とのOEM提携は継続される見込みだ。

(写真は、現行パレット)
パレット

新型パレットは、燃費性能が向上

次期モデルのパレットは、新型プラットフォームの採用による軽量化と超低燃費エンジンR06A型の搭載により燃費は大幅に向上する。現行パレットのJC08モード燃費は20.8km/L。これが新型では28km/L前後になる見込みだ。

(ライバルの現行タント)
タント
ライバルのタントはパレットよりも一足先く、2012年12月頃にフルモデルチェンジが予定されている。この新型タントのJC08モード燃費は28km/L程度になると見込まれており、後出しのパレットは少なくともタントの燃費性能を超えてくるだろう。
昨年2011年は、ダイハツが30km/Lのミライースを発売した直後に、スズキは30.2km/Lのアルトエコを発売した。2012年末から2013年にかけては、タント vs パレットでこのような燃費合戦になるはずだ。

(昨年2011年にデビューしたN BOX)
N BOX
ハイルーフ軽ワゴンのセグメントでは、昨年2011年末にデビューしたホンダのN BOXも加わり競争が激化している。
タントは、助手席側ピラーレス構造を取り入れて使い勝手を向上。N BOXは、センタータンクレイアウトと低床技術を採用することでクラス最大の室内空間を実現。これらに対してパレットは、室内はわずかに狭いものの、Bピラーを備えたしっかりしたボディで乗り心地とハンドリング性能が高いバランス型と言える。

先月2012年3月の販売台数を比較すると、タントの21569台、N BOXの19213台に対し、パレットはルークスと合わせて14416台。モデル末期ということを考えればパレット勢はまずまずの健闘だが、同じくモデル末期のタントが2万台を超える販売を達成しているのは凄まじい人気ぶりがうかがえる。

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