CCがモデルチェンジ、2013年型へ
フォルクスワーゲン・パサートCCが2013年モデルとして改変し、2012年2月から本国ドイツで発売する。
ニューモデルからは、車名からパサートの文字が消えて、単に「CC」と名乗る。
日本発売は、やや遅れそうだが、この新型CCもラインアップに加わるはずだ。
既に、昨年2011年の東京モーターショーでは、新型CCが披露されており、セダンのパサートとは違う、美しいクーペのボディラインが話題となった。
写真は、東京モーターショーで公開されたCC。
今回のモデルチェンジにより、フロントグリルとヘッドライト周辺が、新型のフォルクスワーゲン顔になった。
パサートからCCへ
車名となっている「CC」は、コンフォート・クーペを意味する。
ルーフ後方が大きく下がった美しいクーペボディながらもドアは4枚装備し、後席の使い勝手を良くしている。
パサート、パサートヴァリアントは、本国ドイツにおいては、コンサバティブあるいは商用車的なイメージの強い車種であるが、CCは独特のスタイリングによりパーソナルな上級車というポジションを獲得した。
CCはフォルクスワーゲン車種の中では比較的上級モデルに位置するが、インテリアは控えめで、所々でゴルフ、ジェッタ、パサートと共通と思わせるパーツが使われている。
BMWやメルセデス・ベンツといったプレミアムブランドのクルマと比較すれば華は控えめだが、高級な雰囲気を味わうには十分な仕上がりになっている。
ボディサイズは全長4802mm×全幅1855mm×全高1417mm、ホイールベースは2711mm。
パワーユニットは、V6 3.6LのFSIエンジンを採用。
これは、パサートR36やトゥアレグV6と共通エンジンということになる。
最大トルク350Nmを2400rpmという低回転で発生し、0-100km/hタイムは5.6秒。
トランスミッションには6速DCT(DSG)が採用される。