現行型フィットが売れない、販売不振の原因は【ホンダのコンパクトカー】

フィット
FIT CROSSTER CUSTOM 004

FIT CROSSTER CUSTOM 東京オートサロン2022

2001年に登場した初代フィットは、センタータンクレイアウトによる広い室内空間と、多彩なシートアレンジを実現したことで、大ヒットとなった。

そして、昨年2020年2月に登場したのが4代目フィットであるが、この現行型モデルの販売状況が良くない。

フィットRS追加見込み、6MT搭載で2022年夏秋頃登場か
次期【フィット5】フルモデルチェンジいつ?2026年後半予想、ホンダ新開発の次世代小型e:HEV搭載か【最新情報】2025年7月一部改良、カラー変更だけで値上げ幅は56,100~89,100円
2026年後半の発売が予想されるホンダの新型「フィット5(5代目)」のフルモデルチェンジ最新情報を徹底解説!2025年のジャパンモビリティショーへの出品は見送られましたが、水面下では着実に開発が進行中です。本記事では、現行型の「柴犬」フェイスから一新されると噂のエクステリアデザインの方向性と、最大の目玉である「次世代小型e:HEVシステム」の全貌に迫ります。 完全新開発となる1.5Lエンジンと高効率モーターの組み合わせ、そしてフロント席下へのバッテリー配置による低重心化など、コンパクトカーの常識を覆す技術革新を詳報。さらに、雪道でも安心なリア回生可能な本格「電動AWD」の採用や、ドライバーの意図に忠実な「S+Shift」制御など、走りの質感が劇的に進化するポイントも網羅しています。 販売回復の鍵を握るデザイン刷新と、最新パワートレーンによる燃費・走行性能の向上。ホンダの主力コンパクトカーはどう生まれ変わるのか?現時点での有力な発売時期予測とともに、次期フィットの魅力を余すところなくお伝えします。

現行型フィット、序盤は好調だったが結果はヤリスに大敗

現行型フィット発売当初は、好調な受注を得ていた。同時期に発売されたライバル、トヨタ・ヤリスとの販売競争が取り沙汰されるなか、2020年上半期の販売台数は、ヤリスの48,129台に対し、フィットは50,029台。僅差ながらもフィットの販売が優勢であった。

フィット ホンダ

現行型フィット

しかしその後、フィットの勢いは早々に失速した。逆にヤリスは、シリーズにヤリスクロスを追加するなどで、販売台数を伸ばしてきた。

フィット リアコンビネーションランプ

現行型フィット

2020年度の年間販売台数によれば、ヤリスが乗用車トップの202,652台、フィットが94,311台という結果となり、フィットは大敗を喫した。

フィット シート

現行型フィット

フィット インテリア

現行型フィット

現行型フィットの販売不振はN-BOXの好調が原因か

実は、このBセグメントハッチバックというセグメントは、この20年の間に日本では売りづらいカテゴリに変わってきた。すぐ下の軽自動車セグメントで、商品力の高いスーパートールワゴン車種が増え、多くの国内ユーザーが軽自動車にシフトしてしまったのである。

フィット リアシート

現行型フィット

フィット ラゲッジスペース

現行型フィット

ホンダもこのトレンドに乗り、N-BOXを大ヒットさせたわけだが、これはフィットのユーザーを減らすことにもなった。パッケージングを効率化させたり、利便性を追求しただけでは、Bセグメントカーは軽自動車に勝てない時代となっている。

N-BOX

ホンダ N-BOX

一方でヤリスは、スポーツ志向の強いモデル、あるいは専用設計のSUVといった個性的なモデルをラインアップすることで、普通車クラスならではの価値を提供し、販売実績に結びつけることに成功している。

ヤリス フロントグリル

トヨタ・ヤリス

フィットRSが2022年夏秋頃に追加発売される見込み、予想パワートレインは1.5L NA+6速MT
次期【フィット5】フルモデルチェンジいつ?2026年後半予想、ホンダ新開発の次世代小型e:HEV搭載か【最新情報】2025年7月一部改良、カラー変更だけで値上げ幅は56,100~89,100円
2026年後半の発売が予想されるホンダの新型「フィット5(5代目)」のフルモデルチェンジ最新情報を徹底解説!2025年のジャパンモビリティショーへの出品は見送られましたが、水面下では着実に開発が進行中です。本記事では、現行型の「柴犬」フェイスから一新されると噂のエクステリアデザインの方向性と、最大の目玉である「次世代小型e:HEVシステム」の全貌に迫ります。 完全新開発となる1.5Lエンジンと高効率モーターの組み合わせ、そしてフロント席下へのバッテリー配置による低重心化など、コンパクトカーの常識を覆す技術革新を詳報。さらに、雪道でも安心なリア回生可能な本格「電動AWD」の採用や、ドライバーの意図に忠実な「S+Shift」制御など、走りの質感が劇的に進化するポイントも網羅しています。 販売回復の鍵を握るデザイン刷新と、最新パワートレーンによる燃費・走行性能の向上。ホンダの主力コンパクトカーはどう生まれ変わるのか?現時点での有力な発売時期予測とともに、次期フィットの魅力を余すところなくお伝えします。
タイトルとURLをコピーしました