ホンダe量産型発表(新型電気自動車) / 欧州仕様は約353万円から

ホンダ

Honda e 欧州向け量産モデル発表、フランクフルトモーターショー

ホンダの新型電気自動車「e」の市販型が欧州市場に向けて初公開となった。

春のジュネーブモーターショーではプロトタイプを公開。今回、ドイツで開催中のフランクフルトモーターショーでは、量産モデルがワールドプレミアとなった。

Honda eはこれまで欧州向けに、先行してプロモーションが行われてきた。
日本市場に向けたメッセージも10月下旬開幕の東京モーターショーで期待したいところだが、まずは今回の欧州向け発表の内容から。

ドイツでの車両価格は2万9470ユーロがエントリーとなった。日本円換算 約353万円と、EVとしては比較的低価格に仕上げられた。これに搭載されるモーターの出力は100kW。

そして上位グレードのアドバンスは出力113kWモーターが搭載され、車両価格は3万2470ユーロ、約389万円に設定された。

これまでEVカテゴリで人気となっていた日系ブランドの日産リーフと比較すると、Honda eの上位グレード、アドバンスが同価格帯となる。
ボディサイズはHonda eがBセグメント、リーフがCセグメント。ホンダeが一回り小さいという条件ではあるが、Honda eの車両価格の設定に、これまでのリーフの販売実績と価格が意識されたことが想像できる。

ホンダe

ホンダeは日常的な短距離移動のツール、急速充電にも対応

Honda eのエクステリアは先行発表されてきたプロトタイプと多くは変わらない。

これまでプレミアムカーが装備してきたようなポップアウト式ドアハンドルを採用。
さらに、サイドミラーはカメラ式。側面からの突起物が最小限に抑えられており、近未来的なイメージとなっている。

一方で、丸みのあるヘッドランプデザインや2ボックスハッチバックカーのスタイルは、N360をモチーフとしたレトロなデザインが採用されており、存在感を高めている。

加速性能は0-100km/hで約8秒とまずまず。
バッテリー容量は比較的少なく35.5kWh、最大航続距離は220kmと日常的な短距離移動が用途のメインとなる。それでも、30分で80%の急速充電に対応する。

欧州の中でも先行してプレオーダーを受け付けてきた英国、ドイツ、フランス、ノルウェーの4カ国で、2020年夏のデリバリー開始が予告された。

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