シビック今秋マイナーモデルチェンジ、スウィンドン工場閉鎖へ

ホンダ

ホンダシビック、10代目モデルが後期型へ

シビックが、現行型の生産終了まで約二年というタイミングで、後期型エクステリアに切り替わる。

シビックシリーズは2017年に国内発売され、セダンとハッチバック、タイプRが国内同時デビューした。販売期間2年のタイミングでの大幅改良が2019年秋に計画中で、これはフェイスリフトを含めたマイナーモデルチェンジ相当となる見込み。

シビックタイプR フロントグリル

現行シビックシリーズのハッチバックとタイプRは英国スウィンドン工場で生産されたモデルが日本で輸入販売されてきた。

このスウィンドン工場の閉鎖が決まっており、その時期は2021年。これは現行シビックシリーズの生産スケジュールと一致する。

ホンダは、このほかトルコ工場の閉鎖などにより、グローバル生産体制を現状の年間540万台から510万台に減らしていく方針である。

英国スウィンドン工場は、生産能力として年間25万台のところ、既に10万台分については休止中であった。ここで生産されたシビックシリーズも約55%が北米に輸出されていた。そもそも欧州で生産する必要性が、さほど高くない状況であったと考えられる。

シビックセダン

さらにブレグジットの動きもあり、英国から欧州市場への輸出関税がどうなるかも不透明である。スウィンドン工場を継続させることは、ホンダとしてはリスクが大きいだろう。

次期シビックシリーズは、中国生産になるという話もあったが、最近は中国との関係がよくなく、これもどうなるかはわからない状況である。

ホンダの欧州市場、HONDA e がブランドイメージを牽引

さて、欧州市場では電気自動車のニューモデルHONDA eの事前予約がスタートしている。これは埼玉県の寄居工場での生産で、欧州へ輸出販売される。今後、欧州市場でのホンダは、Honda eを中核としたブランドイメージになっていくだろう。

タイトルとURLをコピーしました