2019年秋以降、コンパクトクロスオーバーSUVが激戦に
小型SUVのカテゴリが2019年秋頃からニューモデルラッシュとなり激戦となりそう。
これまでこのカテゴリではマツダのCX-3、スズキはクロスビー、ジムニーシエラといった小型SUVモデルが販売されてきた。
秋には、ダイハツ/トヨタが新型の小型クロスオーバーSUVを姉妹モデルで発売予定。さらに日産は、ジュークのフルモデルチェンジを実施するのではという段階にきている。
ダイハツ/トヨタの新型SUV
映像は東京モーターショー2017のダイハツブースで出品されたコンセプトモデルDN TRECとなる。
出品当時は、市販化の可能性についての回答を得ることはできなかったが、その後開発が進められた。
コンセプト発表から約1年半が経過した現段階では、一般発売が確実視されている新型車種の一つとなっている。
2019年の東京モーターショーでは市販モデルとして出品されることになるだろう。
ダイハツでは小型車向けDNGAプラットフォームの導入が進められており、先行して販売されるトールと新型SUVは共通プラットフォームとなる見込み。
2016年に生産中止となったダイハツ・ビーゴ/トヨタ・ラッシュの後継に相当する役割が与えられる。今回の新型もダイハツ生産モデルとなり、トヨタでも姉妹車種がOEM販売される。発売日は2019年10月頃になりそう。
モデル名はビーゴあるいはラッシュとは別の、全く新しい車名が与えられる可能性がある。
ビーゴとラッシュは、FRプラットフォームであったが、新型はトールがベースということなので、パッケージング優先のFFプラットフォームとなる。
スズキ・クロスビー
ダイハツ/トヨタの新型SUVの直接的ライバルとなるのは、スズキのクロスビー。大ヒットした軽SUV、ハスラーのデザインコンセプトを引き継いでいる。ボディサイズは全長3760mmで直列3気筒 1.0Lターボエンジンを搭載。車両価格はFFモデルが約177万円からとなる。
ダイハツトヨタの新型SUVもこれと同価格帯か少し高めに設定してくることが予想される。
スズキ・ジムニーシエラ
最近のスズキのラインナップでは、2018年に発売されたジムニーシリーズの方が注目度が高い。軽自動車のジムニーと、オーバーフェンダーと1.5Lエンジンを装備したジムニーシエラがラインナップされ、こちらも実質的なライバルとなる。
ラダーフレーム構造を採用したボディで悪路に本格対応しているところが魅力。ただし3ドア仕様であったり、軽自動車ベースで室内も狭い。このあたりは他のライバルモデルに対して劣る部分でもある。
マツダ・CX-3
2015年発売のマツダCX-3もライバル。最近は新商品のCX-30が発表されたが、従来型のCX-3の方がコンパクトなボディサイズとなる。
それでも全長は4275mm、ホイールベースは2570mmで今回のライバルモデルの中では比較的大きい。
エンジンラインナップは2.0L NAガソリンと1.8Lディーゼルが用意され、このあたりもワンランク上の車種となる。
日産・ジューク
映像は従来型で、2010年発売から基本設計は変わらず。
開発中の次期型車両がスパイショットで流出しており、いよいよフルモデルチェンジとなりそう。2019年秋の発売が見込まれる。
パワートレインはGRIPZコンセプトで示された通りe-POWERの採用となる。