2017年マイチェン型がヴィッツとしては最終モデルか、HV追加で販売好調
2010年12月より販売される現行の3代目ヴィッツは、二度目のビッグマイナーチェンジを2017年1月に受けている。フェイスリフトの実施でリフレッシュされ、モデルサイクルが延命された。少なくともあと2年から3年程度は販売されることになる。
アクアと同じ1.5L THSⅡ搭載のハイブリッドモデルも追加。これにより新たに設定された月間9千台の販売計画がほぼ達成されており、モデル末期ながらもセールスは上向きとなっている。
フルモデルチェンジは2019-2020年頃、車名ヤリスで若者向けホットハッチ
次はいよいよフルモデルチェンジということで、2019年末から2020年春あたりの発売が予想される。ただし、次期型はモデル名としてヴィッツが採用されない可能性がある。欧州、北米、中国、アジア新興国などのグローバル車名、ヤリス(YARIS)に統一される見込みとなっている。
1999年に登場した初代ヴィッツは、現行型よりも一回り小さいAセグメントクラスに所属するモデル。日本では、日産・マーチなどをライバルとし、女性からも多くの支持を集めた。その後、軽自動車ブームとコンパクトハイブリッド アクアの登場により女性人気が奪われていくことになるが、ヴィッツも2代目モデルではBセグメントクラスへ大型化し、さらに3代目モデルでスポーティなエクステリアとなったことで、若い男性ファン獲得に向けた動きも見られた。次期モデルはこの傾向が強くなることが予想され、ヤリス名義で参戦しているWRCのイメージを利用して、若者向けホットハッチ 新型ヤリスとしての活路を見出すことになりそうだ。