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5代目新型セレナ、プロパイロットと改良型マイルドハイブリッドを採用
日産の主力ミニバン、セレナが2016年8月にフルモデルチェンジされる計画となっている。
新型セレナは新開発の自動運転システムであるプロパイロットが初採用される。これは、高速道路上での車線変更を伴わない車線維持と速度調節が自動化されるもの。日産が将来目指す一般道も走れる完全な自動運転システムには至らないが、ドライバーの負担が大幅に軽減されるシステムとなる。
(写真は2.0L ストロングハイブリッド搭載X-trail)
一方で、もう一つ期待されていた新技術として、2.0Lのストロングハイブリッドの採用があったが、これは見送られた。従来型の2.0Lのマイルドハイブリッドをベースに改良されたものが搭載される。これにより、JC08モード燃費は従来型16.0km/Lから新型17.2km/Lへ向上する見込みとなっている。
ほかにも新型セレナに採用される新技術、デュアルハッチゲート、自動スライドドア
使い勝手の面では、通常のリアハッチゲートに加えリアウィンドウ部分のみが開閉できるデュアルハッチゲートの採用が新しい。最近ではホンダがステップワゴンにおいて、リアハッチの左半分が横開きできる機能を取り入れ好評であった。新型セレナのシステムは、ステップワゴンほどトリッキーなものではないが、日常の買い物程度では大きなハッチを開閉する必要がなくなり便利になる。
また電動スライドドアは、インテリジェントキーを身につけた状態で、サイドシル下に足をかざすだけで開くシステムが採用される。特に子育て世代には嬉しい新機能である。
ストロングハイブリッドは採用されないが、それでも納得できる内容のフルモデルチェンジとなりそうである。