日産ラニアが中国で市販化、上海モーターショーでワールドプレミア予定
日産は4月22日に一般公開される上海モーターショー2015にて、新型の中型セダン、ラニアをワールドプレミアさせる予定となっている。
ラニアは中国語で青い鳥を意味する。日産がかつてラインアップしてきたブルーバードシリーズを連想させ、ボディサイズで言えばC-Dセグメントクラスになることが予想される。
日産は発表に先駆けて、新型ラニアのティザー画像1枚を公開している。中型セダンとしながらも特徴的なルーフラインとトランク形状を持つボディシルエットが確認できる。
ラニアハイブリッドとしての日本発売に期待、プリウス対抗のHV車
これまで日産は、中国市場をメインターゲットとするキャビンスペースを大きくとった中型セダンの新規投入を計画してきた。その動きはこれまでに、2013年の上海で公開されたフレンドミー、2014年の北京で公開されたラニアコンセプトと続き、今回の市販モデルの公開でようやく具現化されることになる。
新型ラニアに搭載されるパワートレインについては現段階では明らかとなってはいないが、これも間もなく上海ショーがスタートすれば明らかとなるだろう。
日産は日本では販売しない中国向け車種をいくらかラインアップしているが、このラニアに関しては日本発売が非常に期待される。
というのもラニアはハイブリッドエンジンの搭載がコンセプト段階から噂されていたモデルである。日産はエクストレイルハイブリッドとして、新開発2.0Lハイブリッドシステムを今春市販化したばかり。このハイブリッドユニットを搭載したラニアが日本発売されることになれば、トヨタ・プリウスの対抗車種という位置付けとなり販売面でも期待が持てそうだ。