新型SX4はハンガリーからの輸入販売、パワートレインは1.6Lガソリン+CVT
スズキのコンパクトクロスオーバーSUVのSX4が2015年2月にフルモデルチェンジ発売され、ラインアップに復活する見通しとなった。
(写真は新型SX4 S-CROSS、中国および欧州で先行販売されている)
先代SX4は2006年から販売され、2014年3月に生産終了しその後カタログ落ちしていた。スイフトの車体をベースに開発されたBセグメントのコンパクトSUVで、発売当初はオシャレなスタイリングと装備の割に安い価格設定で人気であった。しかし、同クラスで日産のジュークが発売されてからは人気を奪われる状況が続いた。
特に、先代SX4のトランスミッションは旧世代の4ATであったため、燃費性能で他モデルにアドバンテージを奪われていたことは、販売面で不利であったと考える。しかし、新型SX4では7速マニュアルモード付きのCVTが採用される予定で、燃費性能については次期モデルでは期待が持てそうである。
やや心配なのがエンジンタイプが1.6Lガソリンのみになるということ。新型SX4はスズキのハンガリー工場で生産された車両が輸入販売されるということなので、日本の税制に合わせた1.5Lエンジンおよび2.0Lエンジンモデルがラインアップされない見込みである。
新型SX4のライバルは、ホンダ・ヴェゼル、そしてマツダ新型CX-3
新型SX4のボディサイズは全長4300mm×全幅1765mm×全高1575mm、ホイールベースは2600mmとなり、CセグメントSUVど真ん中にポジショニングされる。国内ではホンダ・ヴェゼルが直接的なライバル。さらにマツダ・CX-3も2015年春までに日本発売される予定となっており、こちらも楽しみである。