ダイハツ新型ウェイクが月間目標販売台数の3倍を受注、ウルトラスペース軽自動車
ダイハツが2014年11月10日に発売した新型軽自動車、ウェイクの受注状況が発表された。発売後約1ヶ月の初期受注は約15000台となり、これは5000台に設定された月間目標販売数の3倍に相当する数字である。
新型ウェイクは、ダイハツの軽自動車の中でも室内広さを特に重視したモデルとなる。超スペース型の軽ワゴンとしては、これまでタントが同クラスをリードしてきたが、新型ウェイクはこのタントよりも全高は85mm高い。
その積載性と居住性により日常の買い物用途だけでなくレジャー用途にも使えるクルマとしてアピールされる。購買ユーザーは男性が6割を超えており、家族のメインの車として選ぶユーザーも少なくないはずだ。
特にラゲージ下に設定されたアンダートランクはユーザーから高い評価を得ている。軽自動車ながらもゆとりのある積載能力がウェイクの魅力となっている。
軽自動車の中でも圧倒的な広さを誇る使い勝手の良さは、幅広い年代からの支持を得ており、購入ユーザーの3割が30代以下となっている。
ウェイクは人気車種として定着できるのか?横風に対する弱さが購入を考えるユーザーの不安
一方で、ファインビジョンとしているミニバンライクなシート高については評価が分かれるところである。ウェイクの高い座席ポジションは小柄な女性にとっては見晴らしが良くなるメリットがあるが、垂直方向に長いボディは高速巡航時の安定性に欠け、横風には弱い。
こういったデメリットはスペース重視型軽ワゴン車の宿命でもあるが、このあたりがこれからどのように評価されるかもウェイクが今後人気車種として定着できるかどうかのポイントになりそうだ。