ルノーがエスパスをフルモデルチェンジ、ミニバンにSUVのエクステリアデザインを採用
ルノーの新型ミニバン、エスパスが先月開催されたパリモーターショー2014でワールドプレミアされた。
ルノー・エスパスは欧州市場で販売されるモデル。1984年の初代型を祖とし30年の歴史を持つ。
これまでにエスパスシリーズが日本へ正規輸入販売された実績は無いのだが、エクステリアデザインで評価されることの多いフランス車というだけあって、今後のミニバントレンドを占うという意味では日本のユーザーも無関係ではないだろう。
新型エスパスは、ルノー&日産が共同開発したコモンモジュールファミリーCMFを採用
この新型エスパスのエクステリアデザインは、クロスオーバーSUVのテイストが取り入れられているのが大きな特徴となっている。
一般的なミニバンは、キャビンスペースの広さと快適さに重点が置かれた設計となっており、床を低くルーフを高く設定したものが多い。
新型エスパスでは最低地上高を多めに取り、アンダーガードが装備される。全高もなるべく低く抑えられ走行安定性が重視されている。
一方でルノーと同じグループ会社の日産のラインアップに目を向けると、昨年2013年にフルモデルチェンジしたエクストレイルに3列シートを装備したグレードが用意され、多人数乗車に対応することでユーザーの裾野を拡げている。新型エスパスはエクストレイルの例とは逆に、ミニバンからクロスオーバーSUVへアプローチされたモデルとなった。
エスパスのボディサイズは全長4850mm×全幅1870mm×全高1680mm、ホイールベースは2880mm。日産とルノーが共同開発したコモンモジュールファミリーのCMFが採用される。