ボルボのプレミアムSUV、XC90のフルモデルチェンジ発表
今月開催のパリモーターショー2014において、ボルボは新型XC90を公開した。
XC90シリーズは初期型が2002年に発表され、その後数回のマイナーモデルチェンジを経ることで販売が続けられた。遂にフルモデルチェンジが実施されたということで、今回のパリサロンでは特に取材の多かった車種の一つとなった。
XC90シリーズは従来モデル日本仕様のスタート価格が677万8286円からに設定された高級SUVのカテゴリに属する車種である。今回のニューモデルについても、最新プラットフォームのSPAやハイブリッドパワートレインの採用のほか、高級感溢れる内外装が施されており、その高級SUV路線に迷いがないことが確認できる。
新型XC90はダウンサイジングを受け、ターボ&スーパーチャージャープラグインハイブリッドを設定
従来型XC90では直5 2.5L、直6 3.2L、V8 4.4Lといったエンジンラインアップであったが、これらはすべてダウンサイジングを受け、新型ではDrive-Eの4気筒エンジンが採用される。
なかでもトップグレードのT8はツインエンジンと名付けられたプラグインハイブリッドシステムを搭載する新型XC90の看板グレード。直4 2.0Lのターボ&スーパーチャージャーガソリンエンジンがメインユニットとなり前輪駆動を担当。後輪は80psのモーターが担うことになる。システムトータルの最大出力は400ps、最大トルクは65.3kgfmに及ぶ。
この他、通常ガソリンエンジンモデルも2タイプラインアップされ、T6グレードの最高出力が320ps、最大トルクが40.8kgfm。T5グレードは同254ps/35.7kgfmとなる。