ザ・ビートル デューン コンセプトがデトロイトで公開、クロスオーバーSUV
2012年から日本発売されているザ・ビートルに、クロスオーバーSUVの派生車としてのコンセプトモデルが登場した。1月13日よりデトロイトで開催されている北米国際オートショー2014で公開されている。
ザ・ビートル デューン コンセプトと名付けられたこのモデルは、アリゾナ砂漠での走行をイメージしたコンセプトカーとなる。
ノーマルのザ・ビートルに、アンダーガードやフェンダーエクステンションを装備。ボディサイズは若干大きくなり、全長は+0.5インチ、全幅は+2.2インチのアップとなる。
またタイヤは大径の19インチを履き、サスペンションの調整が加わることで、最低地上高は+2インチ、全高で+0.8インチの拡大を果たす。
ザ・ビートル デューンはフロントグリルも専用デザインが採用されている。フォグランプと分離した台形のメッシュグリルとなり、これはR-Lineとも共通する。さらに、このザ・ビートル デューンではクロームメッキのフレーム装飾が加わっている。
ザ・ビートル デューンに搭載されるエンジンは2.0L TSIの直噴ターボエンジン
ザ・ビートル デューンのパワートレインについては、R-Lineと共通である。直4 2.0L 直噴ガソリンターボエンジンのTSIで、最大出力213ps。トランスミッションは6速DSGとなる。
またXDSも装備される。フォルクスワーゲン車のスポーツモデルに装備されてきたXDSは、高速コーナーでの走行シーンにおいて、グリップ不足を補う制御システムであったが、これは悪路でのグリップ不足解消にも貢献してくれることだろう。
具体的な市販化の目処については公表されていないが、ボディの大半が市販版のザ・ビートルと共通であることから、市販化のハードルは低いはず。今後の展開に期待したい。