フォルクスワーゲン発表のスポーツクーペコンセプトGTEはCCの後継モデルの可能性
フォルクスワーゲンは今月3月に開催されたジュネーブモーターショー2015にて、スポーツクーペコンセプトGTEを公開した。
スポーツクーペコンセプトGTEのボディサイズは全長4870mm×全幅1865×全高1407mm、ホイールベースは2841mmとなる。現行のフォルクスワーゲンのラインアップでは4ドアクーペのCCがあるが、そのボディサイズは全長4815mm×全幅1855mm×全高1425mm、ホイールベースは2710mmである。スポーツクーペコンセプトGTEは、CCからボディサイズが少々拡大された後継モデルをイメージしたコンセプトカーであると考えるが、フォルクスワーゲンはCCよりも上のクラスであると発表している。
次期CCと予想されるスポーツクーペコンセプトGTEはプラグインハイブリッド搭載
スポーツクーペコンセプトGTEの車体は、モジュラー車体のMQBが採用される。パワートレインの構成は、3.0LのV6直噴ガソリンターボエンジンがメインとなり、アシストモーターがフロントドライブに1基、リアドライブに1基が備わったプラグインハイブリッドシステムとなる。電気式4WDということになり、機械的なプロペラシャフトは持たない。そのスペースが空いたセンタートンネルにはリチウムイオンバッテリーが配置される。トランスミッションは6速DSGとなり、前述のフロントモーターはこの中に内蔵される。
ガソリンエンジンの最高出力が220kW、フロントモーターが40kW、リアモーターが85kWということで、システムトータルの最高出力は380psとしている。スポーツクーペコンセプトGTEの上品なエクステリアデザインから想像されるもの以上のスポーティーな走行性能が期待できそうだ。
このスポーツクーペコンセプトGTEがベースとなる市販モデルの発売時期については未定。現行CCが2008年の発売であることを考えると、そう遠くない将来であることが予想される。