米国レクサスは、新型TXのワールドプレミアを東部時間2023年6月8日の午後8時(日本時間 9日 午前9時)に行うことを予告した。さらに、ティザー画像の第二弾を公開した。
新型TXシリーズは、3列シートを装備するクロスオーバーSUVとして、レクサスのラインアップに新設され、日本での発売も見込まれる。公開されたティザー画像からは、3列のシートにベンチシートは含まれず、6シーターで構成されていることが確認できる。
先だって5月9日に公開されたティザー画像の第一弾は、リア部分のエクステリアであった。新型TXシリーズは、先代RXシリーズの3列シートロングボディ版であるRX450hLの後継モデルに相当するという考えもでき、これを彷彿させるボディ後端のスタイルを確認することができた。
新型TXシリーズの日本市場への導入は、2023年の秋冬頃が想定される。10月25日にプレスデーが始まるジャパンモビリティショーでの出品も期待される。
新型TXシリーズのプラットフォームは、先行して北米発表された新型グランドハイランダーと共通となる、GA-Kのロングホイールベース版が想定される。加えて、同プラットフォームは、開発中の(仮称)センチュリーSUVでも採用される見込みで、日本でのテスト走行がスパイショットされる段階となっている。
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レクサス新型TXは、グランドハイランダーの高級版
新型TXシリーズとは姉妹モデルの関係となるであろう新型車種「トヨタ・グランドハイランダー」が2023年2月に米国で発表された。
グランドハイランダーは、GA-Kプラットフォームのロングホイールベース版(116インチ:換算2946mm)が採用され、3列シートが備わる。パワートレインは、2.5L ハイブリッド、2.4L ターボ コンベンショナル、2.4L ターボ コンベンショナルの3種類が用意された。
新型TXはグランドハイランダーの高級版という位置付けとなる。パワートレインラインアップでも一部で差別化され、最上級には新開発となる2.4L ターボ プラグインハイブリッドが搭載され、「TX550h+」のモデルネームが与えられる見込み。さらに、「TX350」の 2.4L ターボ コンベンショナル、「TX500h」の 2.4L ターボ ハイブリッドも用意される見込みで、これらはグランドハイランダーと同タイプのパワートレインとなるだろう。なお、2.5L ハイブリッドは、TXシリーズ米国仕様には用意されない見込み。
また、これら3つのモデルネーム「TX350」「TX500h」「TX550h+」の全ては、米国特許商標庁(USPTO)で登録済みとなっている。
商標登録の面では、未だ日本の特許庁には、いずれのモデルネームも登録されていないのが気になるところ。2.5L ハイブリッド搭載を想定した「TX350h」なども登録が無い。
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レクサス新型TXは、RX450hLを後継するモデル
2022年11月にフルモデルチェンジした新型RXシリーズには、先代型の日本仕様にも用意された3列シートロングボディ版が用意されていない。新型TXシリーズは、先代型RX450hLを後継する役割もあり、日本発売の可能性が高いと考えられる理由の一つとなっている。
先代型RX450hLのホイールベースは2790mmで、通常RXシリーズに対してのホイールベース延長は実施されなかった。リアオーバーハングの延長により、3列シートのスペースが設定されたわけだが、その居住性は非常に低いものであった。新型グランドハイランダーは、GA-Kプラットフォーム最長の116インチ(換算2946mm)のホイールベースが与えられた。このホイールベース長は新型TXシリーズでも採用されることが予想され、優れた居住性が期待される。
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「TX350」「TX500h」「TX550h+」の各モデルは、米国特許商標庁に登録済み