トヨタが新型i-TRILをジュネーブモーターショーで発表、i-ROAD後継4輪

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トヨタ新型i-TRILは四輪3人乗りの超小型シティコミューター

トヨタは開催中のジュネーブモーターショーで新型i-TRIL(アイトリル)をワールドプレミアさせた。

(写真は新型i-TRIL)
i-tril トヨタ

トヨタは欧州における小型シティコミューターの市場開拓を狙っており、2013年のジュネーブモーターショーでは2人乗り3輪のi-ROADを発表していた。その4年後となる今回の同ショーで発表された新型i-TRILは、その後継として考えられるモデルで、乗車定員は1名増えて3人乗りとなる。

トヨタ i-TRIL i-TRIL カメラ

新型i-TRILは前輪にアクティブリーン機構を採用、SMARTの対抗となり得るか

新型i-TRILについて正式発表前のレポートでは、三輪のトライクタイプになるのではと予想したが、これは誤りで四輪構成となった。前輪は幅広のアクティブリーン機構を採用し、カーブ時の安定した操舵を実現。後輪は左右二輪構成となり後席2名乗車での重量バランスに対応する。

i-TRIL アクティブリーン i-TRIL フロント

車体重量は600kgとなっており、見た目以上に重たいと感じた。EV航続距離として200kmが示されており、バッテリー重量が嵩んでいることが予想される。

i-TRIL リアコンビネーションランプ i-TRIL バック

新型i-TRILのボディサイズは全長2830mm×全幅1500mm×全高1460mm、ホイールベースは2080mmとなる。実用性や経済性だけで考えれば、軽自動車には敵わないということになるだろう。ただし、欧州市場ではSMARTのようなプレミアムな超小型車が一定の支持を得ており、新型i-TRILがこういったモデルのライバルとして存在できるかどうかが鍵となる。

i-TRIL インテリア i-TRIL リアシート

2013年のi-ROAD発表時では走行デモが披露されたが、今回の新型i-TRILでは見ることはできなかった。今秋の東京モーターショー2017で走行シーンが公開されることを期待したい。

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