FT-4XコンセプトのエクステリアデザインはFJクルーザー調
トヨタは開催中のニューヨーク国際オートショーで、FT-4Xをワールドプレミアさせた。
FT-4Xはトヨタの次世代クロスオーバーSUVを予告するコンセプトモデルである。
流行にとらわれない独特のエクステリアデザインは、現行のトヨタ車のラインアップではFJクルーザーを思い出させる。FJクルーザーは近々カタログ落ちする予定となっており、その後継モデルの予告がFT-4Xであるという見方もできる。
FT-4XはC-HRより小さいクロスオーバーSUV、日本発売も期待したい
ただし、公表されたFT-4Xのボディサイズをメートル換算すると、全長4249mm×全幅1821mm×全高1623mm、ホイールベースは2639mmとなっており、これはFJクルーザーの全長4635mmよりもかなりコンパクトなボディサイズである。
FT-4XがFJクルーザーの直接的な後継モデルと考えるのは無理がありそうで、デザインコンセプトのみを引き継ぐ全く新たなモデルと考えたほうが良さそうである。
FT-4XはB-CセグメントクラスのクロスオーバーSUVに属する。発表のあった北米よりも欧州や日本のほうが市場にマッチしているのではないか。FT-4XはC-HRよりワンサイズ小さい。
FT-4Xの基本部分はTNGAプラットフォームの採用となる。リアゲートは一般的な跳ね上げ式に加え、観音開きにも対応しており使い勝手は良さそう。似たような機構ではホンダがステップワゴンでわくわくゲートなるものを設定しているが、エクステリアデザインの出来映えはFT-4Xのほうがレベルが高い。