現行型タントは2019年に発売された4代目モデル。販売期間3年となる2022年10月に、フェイスリフトを受けた後期型が登場した。前回の2021年の改良では、電動パーキングブレーキを採用する大幅改良となっていた。
タント 2021年の一部改良内容
ダイハツは、軽乗用車「タント」、軽福祉車両「タント ウェルカムターンシート」(回転シート車)、「タント ウェルカムシートリフト」(昇降シート車)、「タント スローパー」(車いす移動車)を一部改良し発売した。
「タント」は2003年の発売以来、軽自動車初となるピラーインドア「ミラクルオープンドア」を採用し、圧倒的な室内空間の広さと使い勝手の良さが、高い好評を得てきた。
2019年7月に発売した現行モデルは、ダイハツの新世代のクルマづくり「DNGA(Daihatsu New Global Architecture)」第一弾で、大幅に機能と性能で進化を遂げた。「タント(フレンドシップシリーズ)」は、福祉車両車名別国内販売台数No.1として、高い販売実績を誇る。
今回の一部改良では、「Xターボ」、「カスタムRS」、「カスタムRS“スタイルセレクション”」に電動パーキングブレーキやオートブレーキホールド機能、コーナリングトレースアシストが標準装備され、先進安全機能が進化している。
ダイハツ初となるコーナリングトレースアシストは、走行中カーブの差し掛かりでドライバーのブレーキを補助し、遠心力に負けず安定した姿勢を保つことにより、安全性を向上させる。
「X」、「カスタムX」、「カスタムX“スタイルセレクション”」には、全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)や電動パーキングブレーキ、オートブレーキホールド機能、コーナリングトレースアシストなどを含む「スマートクルーズパック」をメーカーオプションで設定し、装備が充実された。
また、ボディカラーでも一部変更があり、プラムブラウンクリスタルマイカやターコイズブルーマイカメタリックが追加され、選択の幅が広がった。フレンドシップシリーズの対象グレードも機能、ボディカラー共に同様の改良とし、ユーザーから選ばれやすくなった。