新型WRX、4ドアクーペボディとはならなかったが専用エクステリアを採用
新型WRXの米国仕様が先月2013年11月に開催されたロサンゼルスオートショー2013で公開された。
新型WRXについては既に2013年3月のニューヨーク国際オートショーで、WRXコンセプトとしての予告があり、そこではインプレッサG4系統とは異なる4ドアクーペボディが提案されていた。しかし残念ながらと言うべきか、市販モデルの新型WRXではWRXコンセプトのような4ドアクーペボディを持つことはなく、やはりセダンのインプレッサG4の車体がベースとなったようだ。
ただし、エクステリアパーツの多くが専用品に差し替わっており、一見してこれが普通のインプレッサG4でないことはすぐにわかる。フロント部分ではヘキサゴングリルが採用されるものの開口部は小さく引き締まった印象を受ける。またヘッドライトも専用パーツとなり、その目つきはG4よりもスクウェアで端正な雰囲気となった。この他にサイドスカートやリアバンパー、リアコンビネーションランプについても変更があり、結局のところドアとルーフ以外のエクステリアパーツは全てWRX専用仕様になっているようだ。
日本ではWRX STIとしての市販化が待望されるわけだが、この米国WRXとは異なった仕様になるだろう。ただし、おおまかなエクステリアデザインは、この米国WRXのスタイルが踏襲されると考える。WRX STI日本仕様の発売は2014年春頃になることが予想される。
新型WRXに搭載されるのは2.0L DIT 水平対向直噴ターボエンジン
この米国仕様WRXに搭載されるエンジンは2.0LのDITとなる。これはレガシィ2.0GT DITや先日東京モーターショーでデビューしたレヴォーグなどにも搭載が進みつつある、新世代の水平対向直噴ターボエンジンである。ただし新型WRXの最高出力は268hp(272ps)とレガシィ2.0GT DITの300psには及ばない仕様となる。