新型【プリウス 60】受注再開いつ?納期最長1年半、2024年の一部改良に期待【トヨタ最新情報/マイナーチェンジ】価格表275万円~、受注停止、発売日は2023年1月10日にHEV、3月1日にPHEV

プリウス
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PRIUS MODELLISTA NEO ADVANCE STYLE

新型プリウスの価格、60系へフルモデルチェンジ

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プリウス Z グレード

新型プリウスのフルモデルチェンジが実施され、先行してHEV車が2023年1月10日に正式発売された。KINTOの申込みもスタートした。

残るPHEV車についても、2023年3月1日に正式発売日を迎える見込みで、一部の販売店では予約受注を受付をスタートさせた。しかし、そもそもの生産計画台数が少なく既に入手困難となっている。

新型【プリウスPHEV】フルモデルチェンジいつ?正式発売日2023年3月15日/460万円/先代から燃費悪化もEV走行105kmで0-100加速6.7秒【トヨタ最新情報】販売店の多くは予約受付オーダーストップ済、受注再開待望
2023/3/1更新【プリウスPHEVは2023日3月15日に正式フルモデルチェンジ発売日】HEVより少数台数生産の月間450台の計画【受注開始も入手困難】欧州基準EVモード航続距離68km【日本基準では最大105km】
パワートレイン システム最高出力 グレード 消費税込み車両本体価格(FF)(円)
1.8L HEV 140 PS X(法人向け) 2,750,000
1.8L HEV 140 PS U(KINTOでの提供) 2,990,000
2.0L HEV 193 PS G 3,200,000
2.0L HEV 193 PS Z 3,700,000
2.0L PHEV 223 PS Z 4,600,000

※ E-Fourは、HEVの各グレードに設定され、22万円アップ

※ 2.0L PHEVは、FFのみでE-Fourの設定無し

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新型プリウス U グレード、KINTOのプラン例

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新型プリウス U グレード(KINTO 専売)

初期費用フリープラン/7年契約、ボーナス月額加算165,000円(税込)×14回/U HEV 1.8L 2WD(5人) 標準内装仕様・標準仕様、その他追加オプションなしの場合。

  • 2WD 月額16,610
  • E-Four 月額18,480

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新型プリウスの生産計画、わずか月間4300台

プリウスの月販基準台数として、4300台/月が発表された。ビッグネームのフルモデルチェンジとしては、かなり少ない数字で、生産台数を容易に増やせない状況が表れている。国内向けのプリウスシリーズは、2代目モデルから堤工場で生産されてきた。5代目モデルとなった新型も、引き続き同工場で生産される。

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プリウス Z グレード

新型プリウス、グレードごと装備のポイント

  • 「Z」は12.3インチディスプレイオーディオが標準装備
  • 「U」と「G」は8インチディスプレイオーディオが標準装備
  • 最新のディスプレイオーディオPlusのオプション装備に対応しているのは「Z」のみで、オプション価格61600円。
  • 「Z」は、トヨタセーフティーセンスに緊急時操舵支援が標準装備
  • 「Z」が運転席8ウェイパワースポーティ、「G」が運転席6ウェイマニュアル
  • シート表皮は、「Z」合成皮革、「G」上級ファブリック、「U」ファブリック
  • 前席シートヒーターが、「Z」「G」で標準装備
  • 前席シートベンチレーションが、「Z」で標準装備

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新型プリウスのフルモデルチェンジ、当面の納車は抽選販売とKINTOのみ

新型プリウスの正式発売日は、HEVモデルが2023年1月10日、PHEVモデルが2023年3月1日となるスケジュールが想定される。既に、2022年11月16日に車体公開のワールドプレミアは実施済み。

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およそ1年~2年程度の期間に及ぶ当面の生産枠は、抽選方式による販売が計画されている。抽選は既に始まっており、かなりの高倍率となりそうだ。

まずは新型プリウスからはじまる「KINTO Unlimited」、納期の長期化で利用者拡大か

また、KINTOによるリース販売は、抽選販売とは別枠となっているようだ。1.8L HEV の「U」グレードのみの選択であるが、いくらかは早く納車される可能性がある。

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納期の長期化については、既に多くの車種で問題となっているが、この新型プリウスについては特に深刻化しそう。購入希望者のなかには、KINTOの利用も検討対象として考えることになるだろう。そんななか、トヨタでも、新型プリウスからスタートする新サービスとして、「KINTO Unlimited」の準備が進められてきた。「KINTO Unlimited」は、従来からのKINTOの基本サービスである「諸費用コミコミの毎月定額」「乗り方に合わせて選べるプラン」に追加される新たなサービスとして「納車後のクルマを進化」「コネクティッドで見守り」が設定される。

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新型プリウス フルモデルチェンジ ワールドプレミア 2022年11月16日

新型プリウスは、高い環境性能に加え、「一目惚れするデザイン」と「虜にさせる走り」を兼ね備えたクルマを目指して開発された。

プラットフォームは、「第2世代TNGA」が採用され、低重心化と高剛性ボディが実現された。

ボディサイズは、全長4600mm×全幅1780mm×全高1420~1430mm(従来比+25mm、+20mm、-40mm)。ホイールベースは、2750mm (従来比+50mm) となる。

パワートレインは、2.0L PHEV、2.0L HEV、1.8L HEVの3種類が用意され、1.8Lモデルを残しながらも、2.0Lモデルが主力となる。

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新型プリウス フルモデルチェンジ 画像

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新型プリウス フルモデルチェンジ直前 ティザー画像

プリウスのフルモデルチェンジについては、複数のティザー画像が発表前から公開されてきた。

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ティザー画像には、スポーティーなボディシルエットが映し出されており、これまでスパイショットされてきた開発車両とも一致する。

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ヘッドランプはコの字型が採用される。2023年の発売が予告されているクラウンスポーツと近いヘッドランプデザインとなっている。

また、ヘッドランプの脇には「HYBRID REBORN」の文字が置かれている。新型プリウスのハイブリッドシステムのエンジン排気量は2.0Lにアップされ、走行性能が強化される予定となっている。燃費性能に特化した従来システムを後継する1.8Lハイブリッドも選択でき、こちらは第5世代型へ進化を遂げる。

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また装備面では、これまで採用が避けられてきた、電動パーキングブレーキとオートブレーキホールド機能が提供された。

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新型プリウスは、フルモデルチェンジにより全高を下げて、スポーティになった

最初にリークされた新型プリウスの画像は撮影者の配慮でボカシ処理された状態であったが、これが自動車専門誌「ベストカー」による予想イラストと酷似していた。特にホイールデザインに関してはリーク画像と予想イラストがほぼ完全に一致しており、同誌が事前にリーク車両の情報をキャッチした上で描いた可能性が考えられる。ベストカーの予想イラストは、かなり精度の高いものと判断できそうだ。

新型プリウスのボディの特徴としては、Aピラーがより一段と寝かされ、全高が低く抑えられているのが確認できる。

一方で、運転のしやすさや居住性は犠牲となっている可能性がある。余談かもしれないが、かつて2009年発売のホンダ・インサイトにおいてもルーフ高を極端に抑えたワンモーションフォルムが採用されたが、セールス的には後席居住性に優れたプリウスに完敗した歴史がある。

このほか気になる点としては、ピラーマウントドアハンドルを後席ドアに採用していることが推定される。ボカシ処理されたリーク画像からも、フロントでは確認できるドアパネル上のハンドルの影が、リアでは写っていない。

ハイブリッドならではの燃費性能の高さから、フリート車両としても需要が多かったプリウスであるが、近年はハイブリッド車がトヨタのラインアップで充実されたことで、多くの車種選択肢が用意されている。新型プリウスは、実用性よりスタイリッシュさを優先した設計も盛り込まれ、スポーツイメージが高められることになりそう。

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既にオーダーストップとなっている 従来 50系 プリウス(2015年 フランクフルト)

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新型プリウスへのフルモデルチェンジ発売は2023年1月10日

2022年11月16日にワールドプレミアを迎えた、新型5代目プリウス。発売スケジュールとして、HEVモデルは今冬の発売が予告されているが、これは2023年1月10日になる見込み。1月13日より開催の東京オートサロンでは、モデリスタからカスタマイズモデルの出品が予告されている。

新型プリウス搭載のハイブリッドシステムは、1.8L第5世代と、2.0Lダイナミックフォースエンジン

新型プリウスに搭載されるハイブリッドパワートレインは、進化を遂げた第5世代の1.8Lが採用される。

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ヴォクシー MODELLISTA 東京オートサロン2022

既に第5世代のハイブリッドシステムについては、2022年1月にフルモデルチェンジ発売された新型ノア・ヴォクシーで初搭載されており、以下に代表される改良が盛り込まれた。

  • PCUにおける損失低減
  • ECUからの高周波ノイズ低減
  • E-Fourにおけるリアモーターの高出力化
  • リチウムイオンバッテリーの小型化

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上級グレードとPHEVには2.0Lダイナミックフォースエンジンを採用

トヨタのハイブリッドシステムは、最小クラスの1.5L(M15A-FXE)があり、従来型プリウス搭載の1.8L(2ZR-FXE)、その上に2.0L(M20A-FXS)がある。

M15A-FXE ハイブリッド

M15A-FXE

なかでも1.5Lと2.0Lは、ダイナミックフォースエンジンと呼ばれる新世代パワートレインである。プリウスシリーズにもいずれ2.0Lのダイナミックフォースエンジンが搭載されるとされてきたが、1.8Lをベースとしたシステムもまだまだ改良の余地があるとし、開発が継続されていた。そして、これは第5世代ハイブリッドとして、2022年1月にフルモデルチェンジ発売されたノア/ヴォクシーで初採用となった。

新型プリウスでは、第5世代1.8Lハイブリッド(2ZR-FXE型)が下位グレードに採用される。そして、上位グレードとPHEVについては、2.0Lハイブリッド(M20A-FXS型)に切り替わった。

新型プリウス、プラットフォームのTNGA-Cは引き続き採用されるが新設計に

新型プリウスのプラットフォームは引き続きTNGA(GA-C)が採用される。

TNGA プリウス

TNGA (GA-C)

従来型プリウスで初採用となったGA-Cは、新型で第2世代ということになり、多くの改良が盛り込まれるだろう。特に新型プリウスでは、よりプレミアムイメージを高めるために、ホイールベースが延長される可能性がある。

ボディ形状については、プリウスらしいワンモーションフォルムは継続されるものの、全高を抑えたクーペ風のスタイルに進化する。

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新型プリウスは電動パーキングブレーキ&オートブレーキホールド採用

先進的なイメージのあるプリウスであるが、これまで電動パーキングブレーキとオートブレーキホールドの装備が採用されてこなかった。重量増などによる燃費悪化が懸念されてきたことも、不採用の理由の一つとして考えられるが、今回のフルモデルチェンジでは、燃費性能だけでなく、スポーティさやプレミアムさもテーマとなっており、電動パーキングブレーキ&オートブレーキホールドの装備が実現される。

プリウスのフルモデルチェンジで採用が期待される新技術、全固体電池、次世代リチウムイオンバッテリー

新型プリウスで採用される新技術にも注目が集まる。

まず全固体電池については、トヨタはBEVではなくハイブリッド車から市販車搭載をスタートさせる方針となっている。

LQコンセプト

全固体電池搭載BEV試験車両 LQ

全固体電池を搭載したBEVは、試作車による走行試験を完了させている段階にあるが量産するとなると、技術的にもコスト的にもまだまだ障壁は高い。一台あたりの容量が比較的小さいハイブリッド車から、市販車への搭載実績を積み上げることになる。

なかでも新型プリウスは、全固体電池搭載車種の有力候補とされるが、その発売はモデル中期まで待たされる可能性がある。

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水素燃焼エンジン搭載 GRヤリス H2

また、水素燃焼エンジンが採用されるという話もある。ただし、水素燃焼エンジン搭載のプリウスが実現したとしても話題作りや試験的な意味合いが強く、手に入りにくいものとなるはず。

プリウスのフルモデルチェンジ歴史、新型5代目モデルへ

プリウスシリーズは1997年12月に初代モデル(NHW10/11型)がスタートした。世界初の量産ハイブリッドカーとして、1.3Lの1NZ-FXE型エンジンと前期型は1CM型モーター、後期型は2CM型モーターが組み合わせられた。この電動パワートレイン、THS(Toyota Hybrid System)は、従来型の50系プリウスまで続くTHSⅡの前身となっている。

その5年後となる2003年には、大ヒットモデルとなった2代目プリウス(NHW20型)がフルモデルチェンジ発売となった。空力特性を追求したワンモーションフォルムは一目でハイブリッドカーと認識され、ハイブリッド専用車を主要カテゴリにラインアップすることが国内販売で成功する方策の一つとして考えられた。また、この世代からはハイブリッドシステムはTHSⅡにバージョンアップしており、エンジンは1.5Lの1NZ-FXE型を搭載する。

プリウス ニューヨークヤンキース

ZVW30型 北米仕様

6年後の2009年には3代目プリウス(ZVW30型)が発売された。エンジンは1.8Lの2ZR-FXE型が採用され、システム出力が向上し車格も上げられた。先代型に続き日本市場で大ヒットとなることは確実視され、むしろ北米でのセールス的成功が優先された。またワゴンボディの派生モデル、40系プリウス(ZVW40型)が2011年に発売され、日本ではプリウスαとして人気車種となった。

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さらに6年後の2015年に発売された4代目プリウス(ZVW50型)は、北米に続き、欧州での販売シェア獲得を目論んだモデルで、米国ラスベガスに続きフランクフルトでも大々的に発表された。ハイブリッドシステムのTHSⅡの呼称は継承されたものの、トランスミッションは従来のプラネタリーギア方式から、低損失かつコストダウンを実現する平行軸ギア方式が採用され、大幅改良されている。

そして、前回フルモデルチェンジから7年を超えるタイミングで発売予定となっているのが、5代目となる新型プリウスである。搭載されるパワートレインは、1.8Lエンジンが踏襲された第5世代のハイブリッドシステムとなるが、これは既に新型ノア・ヴォクシーで採用済み。しかし、プリウスでは、レクサスUX搭載の2.0Lハイブリッドを採用するかもしれない。特に新型プリウスPHEVではその可能性が高い。

また、ボディスタイルはワンモーションフォルムが継続されるが、スポーティかつ、プレミアムイメージを高めた結果、ルーフ高さが抑えられ、後席ヘッドクリアランスが犠牲になる可能性がある。

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プリウス2021年の一部改良は小幅な変更に留まった、2022年12月フルモデルチェンジ発表の期待

従来型プリウスは、2021年6月に一部改良が実施されたが、その内容は、特別仕様車の設定、装備の標準化やボディカラーなどを対象にしたものに留まった。

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このタイミングで大掛かりな改良が実施されると、次期モデル投入時期の先延ばしを疑う必要が出てくるが、そういったものは無かった。

プリウスはフルモデルチェンジでプレミアム化される

1997年の初代プリウス登場から23年が経過し、ハイブリッドカーは広く普及を遂げることに成功した。ハイブリッドカーの先駆者としてのプリウスの役目は終えていると考えることもできる。

最近では、ハイブリッドカーは、もはやEVに追われる存在となってきており、いつまでも先進的なイメージではいられない。

そんななかプリウスに課せられた、新たな挑戦がプレミアム化である。

プリウス トヨタ

4代目プリウス

新型プリウスでも、ワンモーションフォルムは踏襲され、プリウスらしさは残される。しかし、プレミアムブランドで採用が多い4ドアクーペに近いスタイルとなるのがエクステリアにおける最大の特徴となる。

全高は下げられ、全長と全幅は拡大。ホイールベースも延長を受ける。スタイリッシュなルーフラインと引き換えに、ヘッドクリアランスは躊躇いなく削られるだろう。このあたりを気にするユーザーはカローラなどのハイブリッドモデルを選べば良いとなる。

プリウス フルモデルチェンジ

4代目プリウス

新型プリウスはエクステリアが相当にスタイリッシュ、スポーティーになり、これまでとは違うプレミアムなポジションの獲得に挑戦することになる。

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